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家畜

香港の事例は中共からしてみれば当然のことであろう。人民とは共産主義に従うものであり、自由を叫んだり共産主義に背を向けるものではないわけである。人民は家畜のように自ら檻に入っておとなしく餌を与えられるのを待っているべきであり、偉大なる指導部から命令されれば大人しく命令に従うべきものである。

日本の左派も同じように日本人を支配したかったかもしれないが、残念ながら日本人の方が左派を支持しなくなってしまった。そりゃ喜んで家畜になりたがる人は少ないのである。

中共でも人民公社が大失敗して国の活力が失われたため、彼らの前にニンジンをぶら下げたわけであろう。それで走り出したのが解放改革路線である。けれども彼ら、中共の指導者は人民に自由にニンジンを食べさせたいわけではないということである。人民は家畜であり、支配には飴と鞭を上手に使いたいということであろう。

鞭を振るった先が香港であった。香港人の行動は中共にとって檻から逃げ出そうとしているように見えたのであろう。檻から出るような動物は家畜ではない。実力行使で檻から出ようとする動物を撃ったわけである。これを見て多くの中華の善良な人たちは「中共様に逆らっちゃなんねえ、檻から出ようなんて大それたことを考えるとああなるぞ、我々は中共様の忠実な家畜でいよう」と考えたに違いない。

中共の作戦は大成功というべきであろう。

日本でもそれを真似たがっている人たちがいる。フェミニストたちである。彼女たちは男どもを家畜化して檻に入れたがっている。従順に調教したがっているようである。牙を抜き、重い荷物を引かせようというわけである。ただ、それは成功するかどうかわからない。今の所、中共様は寛大な独裁者を目指しているが、フェミニストたちは酷薄さを隠し切れていないからである。というよりフェミニストたちが男どもに多くを求めすぎているといえよう。

さて、フェミニストたちの求めに応じて家畜になりたがる男たちはどれだけいるのだろう。2015年の男性の生涯未婚率は23.4%である。そして、未婚予備軍の35ー39歳の男性未婚率は35%である。

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