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尾崎が僕らに伝えたかったこと〜みんな、夢はあるかい〜


先日、静岡で開催されていた尾崎豊展に行ってきた。

おや、なぜ今日ブログに書いてるの?
と思った方もいるでしょうが、

今日でなければいけない理由があります。

本日4/25は尾崎豊の命日です。

今から30年前の今日

尾崎豊は天に召されました。

あれから30年


どん底から救ってくれたのは尾崎だった


当時ハタチだった俺は

半年前に大好きだったおばあちゃんを亡くし

さらに未来も見えずもがいていた。


なぜ俺は生きているのだろう


自問自答を繰り返す日々

そんな時に

夕方のニュースで尾崎の訃報を知った。

連日、ワイドショーでは

尾崎の歌とライブ映像で埋め尽くされた。


俺はレコードショップへ走った
(レコードショップというのが時代を映し出してますね)

もうその頃にはCDがほとんどだった。

何軒も回り、尾崎豊のCDを買い漁った。


そこで聴いた尾崎豊の歌は

ココロの底まで響いた。

言葉の一つ一つがココロに刺さる。


これ、たぶん今の世の中なら

かなり炎上してんのかな。


盗んだバイクで走り出してはいけないし

15で覚えたてのタバコをふかすのもダメだし

夜の校舎窓ガラス壊してまわるのなんてもってのほかだー

とか言われてしまいそう。


でもね、


そこに孤独を抱えて悩んでいる少年の気持ちが表されてんだ


大人たちは何もわかってくれやしない

理不尽な社会にも見放されている

俺たちはどこへ向かっていけば良いんだ?


尾崎はそんな少年少女たちの代弁者だったんだ


だからこそ

「I LOVE YOU」とかを

そこらへんのチャラいラブソングみたいに

歌ってほしくないんだ

「卒業」「15の夜」「17歳の地図」「シェリー」

尾崎の代表曲ともいえるものだが


うわっつらの知識だけで


歌っていいものではないと思うんだ


「僕が僕であるために」とかは

かつてドラマの主題歌として使われて

その当時はこれも結構歌われてたけど

そこらへんのドラマの主題歌と一緒にしないでいただきたい

実は、尾崎豊展に行って

じっくり見れなかったんだよね


その空間にいるだけで涙が出てくるんだ


まだまだ尾崎は伝えたかったことがあったんだろう


志半ばで世を去ることが本意ではなかっただろう


だからこそ


尾崎豊の志を


誰かが語り継いでいかなければいけないんだろう

 なあ、みんな、夢はあるかい??  
夢を追い続けてゆくことができるかい?? 
決して決して自分に負けたりしないかい?? 
うまく言うことなんてできやしない  
ただ、  今夜こうして夢見たみたいに 
俺は生きていきたい  
だから、もっとはやく、  
もっともっと輝くまで  
俺たちは走り続けてゆかなければ、、

尾崎豊は「Freeze Moon」のラストで

俺たちに語りかける

これこそが尾崎豊が俺たちに伝えたかったことなのではなかろうか


そして、俺たちが


今、悩んでいる人たちに


この言葉を


語り継いでいかなければならないのではないか


あれから30年


俺は尾崎豊になりたかったんだ




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