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10/15日声協オンライン研究会:渡辺大

【オンライン研究会一覧】

今回は10/15に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):渡辺大先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
イタリアオペラ・韻律超入門-韻律から楽譜を読み解く-

【要旨】
伝統的な韻律に基づいて書かれたオペラの台本。台本作家が苦労して選んだ言葉は実に芸術的に配置されています。大学の韻律学の授業で教鞭を取られていたエルマンノ・アリエンティ先生の『作詞法の基本とイタリア・オペラの台本-より正しく理解するために』を主な参考資料として韻律の超入門知識を共に学んで参りましょう。楽譜に対する見方、歌い方が大きく変わるかもしれません。(参考資料をお持ちの方はお手元においてご受講ください。)

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参加された皆さまからは、
「専門的な勉強をしていない私にとって、声楽家の方が学ぶ本の内容にふれることができて、大変興味深かったです。先生が内容をくだいて説明くださったり、歌詞朗読を流してくださることでイタリア語のリズムを感じたり、有意義な時間でした。難しい内容は、もう一度確認しようと思います。有難うございました。」

「歌詞を読むことは、今までも一応やってきたことでしたが、オペラも『詩』であることを意識したことがなかったので、教えていただけてとても良かったです。
また、先生の美声と滑舌の良さに、演奏も聴いてみたいなと思いました。ありがとうございました。」

「イタリア・オペラの誕生がアカデミズムの集大成だったということがよく分かるようです。
そして歌うために、韻律学の基本的な知識が不可欠であると同時に、とても役に立つこと。旋律と韻律に時におこる矛盾に気づき、意図の有無や解釈を感じとれるくらいになったら存在感が変わりそうです。」

など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

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221029藤牧正充

【発表者】藤牧正充(声楽家)

【日時】10月29日(土)15:00~16:45

【テーマ】
ドニゼッティ、ベッリーニの新しい試みとその後の作曲家への影響の考察〜非現実から現実へのドラマの変遷〜

【要旨】
イタリアオペラは特にロッシーニ以降、発声的にも、音楽的にも大きな変化を遂げていきます。今回は後のヴェルディやプッチーニに大きな影響を与えた二人の作曲家にスポットを当てて彼らの新しい試みと表現について考察していきます。

【参加資格】
正会員の皆さまの他、一般・個人会員の皆さまもご参加いただけることとなりました。以下、詳細です。お誘いあわせの上、またのご参加を心よりお待ちしております。

●一般、個人会員の方
【参加費】
 一般:1,000円
 個人会員:500円

【半年パスポート】もございます。
 一般:半年間7,000円
 個人会員:半年間5,000円
半年で14回~16回程度を予定しております。
お申込みをされた月より半年の間に開催される研究会すべてにご参加になれる大変お得なパスポートです。
詳しくはこちら

※半年パスポート(大学生向)を新設致しました。
大学(学部・大学院)にご在籍されている方は
半年パスポートを2,000円に割引します
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