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8/5日声協オンライン研究会:小原啓楼

【オンライン研究会一覧】

今回は8/5に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):小原啓楼先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
西欧における発声の成り立ち~日本語との比較から見るその実践

【要旨】
「どうしたら高い声があんなに楽に出るのだろう」テノールの私はこの疑問に長い間、苛まれてきました。
しかしふと、振り返ってみると、西洋コンプレックスと安っぽい教養主義的価値観に没したまま、やみくもにただ、もがいていたなと反省しきり。
自らをよく知らないまま他者を理解することは出来ません。私達はどこから来て、今どこにいて、そしてどこへ向かっているのでしょうか。
その様な音楽社会学的考えに至ったきっかけは、今にして思えば、文化人類学のレジェンド、西江雅之先生の講義でした。
テクニカル面からの発声理解と、文明の衝突とも言える言語文化の両立。
声楽において切り離すことの出来ないこの2面から、日本語ネイティブのための解説を試みたいと思います。

参加された皆さまからは、
「私はピアノも教えているので、脳トレの話に興味があり大変楽しい時間でした。
今練習している曲で、声が詰まった感じになるところを、右脳を意識して練習してみたら、楽に歌えるようになって驚きました!ありがとうございました。」

「今回も前回に引き続き、心に響く新しい発見が沢山ございました。何より大変楽しかったです。ご自身を包み隠さずオープンになさってお話しされる姿にも魅了されました。」

など感想をいただきました。

次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。
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【発表者】野上紗智(声楽家)

【日時】8月26日(土)16:00~18:00
【通常と時間が異なりますのでご注意ください】

【テーマ】
総合芸術オペラにおける合唱の役割を知り、ナブッコの名場面を一緒に歌おう

【要旨】
私がローマに留学してから5年が経とうとしています。
ローマの国立音楽院を卒業後、ノヴァラ市の劇場のアカデミー時代のことなど、留学中の活動をお話しして今後留学を考えている方にも役立てられたらと思います。
今回は一昨年から携わってきたオペラの合唱について、現場でのエピソードや合唱の名場面を取り上げつつ解説していきます。
特にイタリア第二の国歌として有名なヴェルディ作曲のナブッコ”Va, pensiero” は歴史的にも重要な要素があります。
日本人が注意されがちな発音や発声面でのテクニックに触れながら楽譜を一緒に読んでいけたらと思います。

【オンライン研究会のお申込】
〈正会員・半年パスポートをお持ちの方〉
※今年度より事前の申し込みが不要となりました。
木曜日までにZOOM IDをメールいたしますので、
金曜日までに届かない場合はお手数ですが事務局までご連絡下さい。

〈一般・個人会員の方〉
お申込みはこちら

【参加費】
〈正会員の方〉
 無料

〈一般・個人会員の方〉
 一般:1,000円
 個人会員:500円

半年パスポート】もございます。
一般:7,000円
個人会員:3,500円

大学生向け 半年パスポート:2,000円