見出し画像

5/7 日声協オンライン研究会:小原啓楼

【オンライン研究会一覧】

今回は5/7に開催されました【日本声楽家協会オンライン研究会 in Zoom】〈発表者(講師):小原啓楼先生〉 の模様をお届けします。

【テーマ】
レチタティーヴォ・セッコ、その構造と、ディクションから見る発声

【要旨】
初学者の頃、「よく読んで」とだけ言われ、何とかこなしていたレチタティーヴォ・セッコ。
 構造を少し理解するだけでもっと自由で楽しいものになります。
 最近ではだいぶ知られてはきましたが、まだご存知ない方のために基本的な構造を。
そして舞台語発音法であるディクション。そこには文明の衝突とも言える、日本語話者の独特な障壁が存在していました。はたしてこの内容が時間内に収まるのかはなはだ心配ですが、切り離すことの出来ないこの2面から、解説を試みたいと思います。

画像1

参加された皆さまからは、
「オンライン研究会で、直接講師の先生に初めて質問させて頂きました。それも、講義内容というよりは、小原啓桜先生の生い立ちにつながるような事でございました。このようなプライベートな質問にも関わらず、何でもお話しくださって、大変有難く、そしてさらに興味を持ってしまいました。
『才能は個性、個性は才能、音楽を通して自分を露出させてください、決して自己否定をして学ばないように。舞台芸術というものはプロも素人も関係ない、そこに観客が居る以上、舞台と観客の間で何かが起こらなければ意味がない』。このお言葉に感動し、勇気づけられました。」

「ややマニアックなテーマですが小原さんの人柄で面白く見られました。質問にも丁寧に応じていただきありがとうございました。」

「日声協・別科のシニアです。思いつくまま、心に響いた言葉を書かせていただきます。昨年別科で初めて『reciativo』をやりましたがとても難しく感じました。
ただ今日『Seccoは定型なし。基本を押さえさえすれば、あとは流れに沿って行けばよい。一人一人が〈作曲家〉なのだ。』と言われ、気持ちが楽になり、これから取り組んで行ける気持ちになりました。」

など感想をいただきました。
次回のオンライン研究会もぜひご参加ください。お待ちしております。

ーーーーーーーーーーーーーーー

220514倉石真

【発表者】倉石 真(声楽家)

【日時】5月14日(土)15:00~16:45

【テーマ】
テノールとして今思うこと〜母音の持つ力〜

【要旨】
普段の自分の中に無い母音が大切だった。美しい母音で歌う歴代テノールの魅力。パッサッジョも考えてみる。テノールなりの難しさがあるとしたら?テノールとして今現在思うことを、かつて聴いたテノールや師事したイタリアのマエストロの思い出など含めながらお話し出来たらと思います。テノール以外の声種の方にもぜひ聞いて頂きたいです。

【参加資格】
正会員の皆さまの他、一般・個人会員の皆さまもご参加いただけることとなりました。以下、詳細です。お誘いあわせの上、またのご参加を心よりお待ちしております。

●一般、個人会員の方
【参加費】
 一般:1,000円
 個人会員:500円

【半年パスポート】もございます。
 一般:半年間7,000円
 個人会員:半年間5,000円
半年で14回~16回程度を予定しております。
お申込みをされた月より半年の間に開催される研究会すべてにご参加になれる大変お得なパスポートです。

詳しくはこちらのページよりご確認いただけますと幸いです。