【読書メモ】サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学(阿部 誠 監修)

「行動経済学=心理学+経済学」だそう。
本屋で平積みされていて、面白そうなのでその場で図書館予約したパターンです。イラストメインで読みやすい。マーケティングなどで聞く諸々の事象について、名前がついた理論があるんだ、というのも面白かった。

【読書メモ】
サクッとわかる ビジネス教養 行動経済学
阿部 誠 監修(2021/3/10発行)
https://www.amazon.co.jp/dp/4405120110/

フレーミング効果(p.63)
 表現方法で印象が変わる
 例:「タウリン1g」より「タウリン1000mg」
サンクコスト効果(p.60)
 これまでの労力・費用を考えると、
 損をするとわかっていてもやめられない。
 (サンクコスト=埋没費用)
解釈レベル理論(p.104)
 時間的距離が遠い物事は本質的な解釈を行い、
 近い場合は、副次的(低次的)な解釈をしやすい
 例:マリッジブルー(一生の幸せより準備の煩わしさ)
プロスペクト理論の確率加重関数(p.96)
 低い確率は過大評価され、高い確率は過小評価される。
 例:宝くじは期待値は低いのに当たるかもと思ってしまう
 関連:https://studyhacker.net/prospect-theory
ヒューリスティックス VS システマティック(p.30)
 ヒューリスティックス:直感、高速、経験的、努力不要
 システマティック  :熟考、低速、合理的、努力必要
二重過程理論:人はこの2つの思考タイプを使い分けている
この分野の専門家(p.26)
3人のノーベル賞受賞者
 ダニエル・カーネマン
  プロスペクト理論
 ロバート・シラー 
  アノマリー
 リチャード・セイラー
  ナッジ理論
コトラー(マーケティングの巨匠)
 行動経済学はマーケティングの別称にすぎない。

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