【聴講メモ】不登校~12タイプの原因から考える理解と支援(高山恵子先生)

高山恵子先生の不登校テーマの講演聴講。
「セルフエスティーム」(≒自己肯定感)の適切な日本訳語が無いのは、このことを「大切にしていないから言葉が無いのだと思う。」という言葉が刺さりました。

【聴講メモ】
テーマ:不登校~12タイプの原因から考える理解と支援
講師:NPO 法人えじそんくらぶ代表 高山 恵子氏
主催:NPO 法人えじそんくらぶの会 茨城『ハナミズキ』
日時:12月2日(土)13:00~15:00

⚫基本内容
問題行動そのものが問題ではなく、TPOの課題。→TPOを教える。
得意を伸ばす。
苦手をカバーする能力をつける。
うまく行く条件を探す。
 「うまく行かないことをやめる勇気」
親と子と教師/支援者の3者に不一致があると課題となる。
オールマイティにさせる、という発想をやめる。
 本人がオールマイティを志向する場合は、体調だけは気をつけながら見守る。
支援者自身の健康がまず重要。
 「支援者が寝てなければ、傾聴なんてできない。」
 先生自身の一番のメンタルケアは残業を減らすこと。

⚫アドバイス
アドバイスは、今を否定する。
「せめて、傾聴してからアドバイス。」
アドバイスが入らない時は、アドバイスしない。傾聴に戻る。
その方が残業が減ります。

⚫神経心理ピラミッド
高次機能障害で使われるモデルが、不登校でもヒントになる。

⚫ゲーム依存
睡眠不足隣、マズロー、神経心理ピラミッドのいずれでも第一階層
→健康な付き合い方にする。

⚫セルフエスティーム
(ありのままの自分で存在できると感じる自己肯定感)
適切な日本語が無い。
 「大切にしていないから言葉が無いのだと思う」

◾以下の詳細は、下記新刊を読むのが良さそう。
ポリヴェーガル理論
不登校12タイプ別:NG 対応とリカバリー対応

こころの安全・安心をはぐくむ不登校支援 子どもの心をいやすポリヴェーガル理論に基づく(2023/12/7発行)
高山恵子 (著), 花丘ちぐさ (著), 浅井咲子 (著), 濱田純子 (著)
https://www.amazon.co.jp//dp/4761929839/

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