狂おしい程にピーマンを欲した夜
父親が思春期に娘に煙たがれるのは正常?
ー 成長過程で必要なら仕方がないじゃないか!
と自分をなだめています。 ー
長女の『それ』は短く終わりました。
中3の終わりになんか避けられてるかな?
と思っていたら。高校入学した辺りで普通に話し掛けてくれるようになりました。
ーあ~ついに来たかぁと思ったらあれ?
終わった?という感じー
しかし、次女は小6の頃に始まり、
現在完了進行形です!
しかも、長女よりあからさまな態度なのです!!
ー ひえ~ ー
リビングに私が現れるたびに次女のオーラが変わります。
ー私、オーラは見えませんので人生相談等、問い合わせはお受け出来ません。
雰囲気の話です。
人生も好き勝手に生きて来ましたから自分だったらどうするという話しか出来ません。ー
私を見ると次女は無言で、すぅーと自分の部屋に移動します。
リビングに残っても、しばらくすると明らかな、誰が聞いても納得の『THEため息』をつきます。「はぁ⤵」というやつです。
ー私、空気を読むの得意な方なので、
あの「はぁ⤵」は心が痛いのです。
ピエン・パオンを通り越して、
ボヨヨンです。
ボヨヨンはおかしいか。
こちらも負けずに…
「…。」
何も言えませんしこんな顔、次女には見せられません。ー
私はちょいちょいテレビを見ながらツッコミを入れるのですが。そうすると、ため息が聞こえてきます。
ー今のは、絶妙のツッコミなのになぜ?
とは思っても次女には言いません。
テレビにツッコむ親父が嫌なんでしょう。ー
あ、でも伝達事項やこちらが必要な事を問いかけた時は嫌そうな態度ながらも、きちんと聞いて応対してくれる優しい子です。
そんな微妙な時期に…
《昨夜の椿事》が起こりました。
夜遅く帰った私は、まずお風呂に入り。
「さく~らのぉ~花、舞あ~がるぅ~♪」と、
季節感ゼロの歌を歌い。
夕飯=夜食に何か食べられるものはないかな?
と冷蔵庫を開けましたが何もありません。
ガサゴソと探すとタッパーが二つ、
中を見ると一つは細切りにしたピーマン、
もう一つはこれまた細切りにしたハムが入っています。
前日にもこのタッパーは見た記憶があり、使い切らずに残っちゃったのかな?と都合良く判断し、炒め物にして食べる事にしました。
なんなら「イェーイ、君に会えてよかった♪」と
ウルフルズ張りにノリノリで他の具材も入れ炒め物を作り、幸せを噛み締めながら食べていました。
長女が帰って来てある言葉を発し、恐怖が訪れるその時までは…。
次回に続…
きません、このままcontinueで一気にいっちゃいます!!
バイトから帰って来た長女が私の夕飯=夜食を見て
「それ、やったん?」
「ん♪ ん?!やった…。」
何のこっちゃですが、私と長女の間では会話が成立しています。
「それ、明日の『次女』のお弁当のおかず!(実際には名前が入ります。次女とは呼んでいません。)」
「マジか!!…。」
「激怒するで。」
(次女が怒ると誰も太刀打ち出来ません。絶対に許されることは無いのです。)
ー ハムは何とかなる、ピーマンは?!
コンビニにはないよな? ー
「△▽は?(ドラッグストアの名前)」
2人同時に時計を見る…。
11時55分
「たしか0時まで、後5分しかない。」
「アウトか。」
長女はスマホで何か検索している。
「コンビニにピーマン無いよね」
「ない。…」
「ハムはコンビニで買うとしてピーマンの代わりになるもの…」
私の言葉を右手で制し
「❤❤なら24時間やってる(スーパーの名前)」
「チャリ貸して!」
言うと同時に動物のマスコットのキーホルダー付き自転車の鍵が差し出される。
カワウソっぽいが何の動物だか気にしている余裕はない。鍵をポケットに入れながら
「何色?」(長女の自転車の色を知らない)
「赤!!」
急いで飛び出した私はエレベーターの中、そして扉が開いてもしばしnoteにこの椿事をつぶやく。
何故、今?
眼鏡も掛けず、鳥目と老眼も気にせず街頭の無い夜道を駆け抜ける。
15分後、汗だくになりながら着いた、24時間スーパーでめでたくピーマンとハムを購入。
24時間営業して下さっていることの有り難みをヒシヒシと感じました。
後は、帰ってピーマンとハムを細切りにして元のタッパーにいれ冷蔵庫にセッティングすれば完全犯罪成立。
ただ、食べた物よりちょっとピーマンが小ぶりだった事だけが気になりますが…。
私の投稿記事『ランドセル』で書きましたが
今回の一件で子育て実験結果の一つとして、壁となるより、娘は褒めて育てる方が、少なくとも父親本人にとっては精神的に良い事が明らかになりました。
思春期は調べると平均して高校卒業のタイミングで落ちつくらしいのですが、
後、三年半?
ー 長ぇわ…。ー
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