教育実習、まずは教科書を教えられるように

教育実習の授業についてです。あれこれ工夫し教科書に無い発展的な事をやるのがよいという考えもありますが、私は教科書通りの当たり前の授業をやるべきだと考えています。

「守・破・離」(しゅ・は・り)という言葉があります。何かを極めるとき、取り組むべき順番を示したものです。武道などでよく言われる言葉です。以下は私なりの「守・破・離」の解釈です。
・まずは基礎基本をしっかり「守」る。ここをおろそかにして我流が身についてしまうと、後々まで苦労する。
・守の段階を卒業したら「破」る。常識やセオリティを破ってみて、自分なりのオリジナリティを追求する。
・そして最後にはそれまでのやり方から「離」れ、自分なりの道を完成させていく。
この順番を間違えたりすると、結果的に効率が悪かったり、大切な事を身につけずに終わってしまったりするのではないでしょうか。

教育実習生は学校で教えることが初めての段階。とすれば、まずは「守」、教科の教育で言えば、まずは教科書の内容を教えられるようになることを目指すべきだと考えます。

ここで「教科書”を”教えるのか、教科書”で”教えるのか」や「そもそも教科書の良し悪しはどうなのか」という議論もあるかと思いますが、それはまた別稿にしたいと思います。

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