腹違いの妹が居ました
事の発端は今年の3月
2月で20歳になったので、身の回りのことをちゃんとしたいなと思い、今まで疑問にも思っていなかった ご先祖さま について軽い気持ちで祖母に訊ねました。
家族でお墓参りに行く際、なにも考えず周りの枯葉を掃除して、なにも考えず墓石に水をかけて、なにも考えず お線香を焚いていました。
けれど思い返せば、そもそもコイツは誰なんだ?外国人の名前の墓石もあった気がするけど、なんで今まで疑問に思わなかったんだ??という感情に駆られ、バカのフリして祖母に聞いたらめちゃくちゃフランクに返ってきました。
そして、もっとバカなフリして、自分の父親について訊ねました。
わたしには父親が居ません。
幼いころ、母親に連れられ 色んな男の人の家に行ったので、その中に父親がいたのかも知れませんが、知る由もなく。
母親がもし処女懐胎であれば私がキリストということなので、それはそれで最高ですが
私の母親は聖母という言葉とは真反対です。中卒キャバ嬢育児放棄母(ぼ)なので、、
バカなフリは本当に有効です。
もっともっとバカなフリして、母親にも訊ねてみました。
これは持論ですが、
10代で後輩の女を妊娠させ、以降干渉しなかった男が
過ちを繰り返していない訳が無いやろが❣️
正直わたしはこの母親からの軽すぎる返信で、わくわくしました。
わたしと血の繋がっている人間が、この世にまだいるかもしれない………という高揚感。
20年間ひとりっ子として生きてきて、そんな人生に突如BrotherもしくはSisterが現れるなんて 最高じゃないですか?
でも、あれやな、私よりめっちゃ顔可愛かったら何か腹立つな、とか思いつつ、1ヶ月後。
突然母親から電話が来て、父親に娘(𝑫𝒂𝒖𝒈𝒉𝒕𝒆𝒓)がいることが発覚。
すなわち、わたしの、妹(𝑴𝒚 𝑺𝒊𝒔𝒕𝒆𝒓)や❣️
ていうかおまえ父親の連絡先知ってたんかい、とか、言うても私よりめっちゃ顔可愛かったら何か腹立つな、とか、いろいろ思いつつ、いちばんの感情は「うれしー!!!!!!!!!!!!!」と「ラッキー!!!!!!!!!!!!!!」でした。
しかし、妹の母親は水商売をやっている方らしく、わたしの母親と同じく 中卒キャバ嬢育児放棄母(ぼ)じゃないといいな😔と願いながら、妹の名前や年齢を教えてもらい、ずっと嬉しさに浸っていました。
そして、いつか会いに行きたいけど、きっと両親と暖かい家庭を築いているはずだと願い、わたしの姉心(あねごころ)はそっとしまいました。
でも、もし、わたしとおなじように 家庭に居場所が無かったら。療育者が居なかったら。そんなことがよぎってしまいます。それは、私がそうだったから。そして、私がそうだっただけ。
とにかくわたしは、何処かにいる彼女の幸せを願うばかりです。
クソ親父へ
前回の娘より
そして、妹へ。
もしあなたが、何かの巡り合わせで私の存在に気付いて 希望を持ったなら、いつでも頼ってください👭🏻
わたしはあなたの存在が希望だ!
生まれてきてくれて、ありがとう!
プシュケとラーガ にしざあみずき(姉より)
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