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はじめまして
こんにちは、はじめまして。
新しい場所に行くたびに、何度も言ってきたことだけど、noteで言うのははじめてだ。どきどきするし、わくわくもする。
これを読んでくださる方を想像して、自分のことを話してみたい。
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私はいま、富士山の近くに住んでいる。
日々の中で好きなことは、
掃除、料理、学ぶこと、教えること、おしゃべり、お風呂、図書館に行くこと、ランニング。
生活の中に、これらの時間がバランス良く入っているときには、とても調子がいい。健やかで、穏やかで、ご機嫌でいられる。そして、この中に「書くこと」を加えられたら、もっと良くなるだろうな、と予感している。
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生い立ちの話を、少しばかり。
3月末に生まれたからか、小さい頃から何をするにも時間がかかった。保育園では、みんながスイスイできることが、一人だけできなかった。いつも誰かに助けてもらっていたのを覚えている。
小学生の頃は学童に通っていた。学童に通っている子が少なくて、遊び相手がいなかったし、家に帰っても誰もいない。なのに時間だけは飽きるほどあって、いつも時計を見ては、帰りの時間まで何時間あるかを数えていた。
学童のあるビル内に区立図書館があって、あるときから、図書館で過ごすようになった。本を開けば、長い長いと思っていた時間が、あっという間に過ぎた。本の中でたくさんの冒険ができることを知り、空想することの楽しさを知った。いま思うとこの経験は、大きなものだったのではないかと思う。
小学校高学年になると、バレーボールクラブに所属した。週6日、バレーボール漬けになり、区立大会では優勝、都大会にも出場した。体力的にも精神的にも鍛えられて、強くなったと思う。一方で、勝負の世界で生きていくのはしんどいな、とどこかで思っていた。結局、バレーボールの道に進まないことを選んで、中学受験をした。
中高は、都内の私立の女子校に通った。のんびりした校風の学校で、6年間の中で自分らしさを見つけていけばいいよ、と、許されていた環境だった。
授業を受けるのが楽しくて、友達と話すことが尽きなくて、毎日はしゃいでいた。学校生活の中では、今しかない刹那的な時間を全身で感じていた。
なんとなく、「現実を楽しむ外交的な自分」と「深く考える内向的な自分」の両方が出てきた頃だった。考えたり、感じたりすることを、学校の作文に書いてみたら、思いの外、褒めてもらえた。これが自信になって、大学では文学部に行きたいと思うようになった。
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一年の浪人を経て、都内の大学の文学部に進学した。母が教員だったことも影響して、教育の道に進むことを志すようになり、そのまま大学院に進学した。
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大学院卒業後、中高国語科の教員免許を活かして、都内の私立・公立の高校に勤務した。非常勤と臨任を経験し、部活動の顧問にもなったし、副担任も経験した。
ただ、教員生活はとにかく自分の時間を持ちづらかった。自分の気質や能力を考えると、かなり無理した背伸びをして、教員という職業に自分を合わせていかないと、続かないだろうと思った。これからどんな風に働いていこうかな。そう考えていた頃、夫と付き合い、結婚することになった。
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転勤族だった夫についていくことに決めてから、生まれ育った東京を離れることになった。浜松、奈良、鳥取、など、日本各地に暮らす中で、東京しか知らなかった私は、東京の価値観から離れて、地方にも暮らしがあることを知った。引っ越すたびに、教育の仕事を探して、関西の私立学校・通信制高校・塾などで働いた。
ずっと学校が好きで、学ぶことが好きだった。自分が学校の先生として働くことには難しさを感じてしまったけれど、学校以外にも教育の場所はたくさんあった。学びながら、子どもたちと関わることには、やりがいを感じる。自分が人に与えられることは多くはないけれど、受け取ってくれる人がいることに、喜びを感じる。
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そしていま。
時間的にゆとりのある生活ができている。個別指導塾での仕事も、楽しい。
そして、自分の内面を言葉に乗せて、表現したいと思うようになった。
実はもう10年も前に、「リュックサック」というブログを書いていたことがある。こんな風に投稿するのは、だから、10年ぶり。10年前にもアイコンにした「リュックサック」の画像を、今回も掲げてみたら、書き出すきっかけが掴めたような気がする。
富士山の見える湖を、軽くランニングするような気持ちで、書くことを続けていけたらいいな、と思っている。
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ここまで、読んでくださってありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!
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