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小説家の頭の中

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日々のこと。書籍化にいたるまでの話など。
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#大学

研究に参加する

 最近、身の周りで起きる良いことも悪いことも全て自分の糧になると思えるようになった。 自分がどうなりたい、どんなときに幸せだと思えるのか。決めてしまえば、その場所にいけるよう自動的に道ができる。途中、辛く苦しいことがあったときは流れに逆らわない。 まだ、ここからエベレストは見えないし、富士山も見えない。  10月になってから、ある人に声をかけていただき、研究に参加することになった。 研究の内容について詳しくは書けないが、私にできることがあるならと返事をした。  研究室に入

貧乏だから大学に行けないは嘘

 国公立大学の話をします。 多くの国公立大学には授業料免除があります。 それに加え、「給付型奨学金(返済不要)」制度があり、給付型奨学金の対象となれば、入学料・授業料の免除または減額されます。 これは国が支援をしており、申請するには世帯の収入が証明されるものなどが必要となります。  そもそも、奨学金とは優れた学生が経済的理由で進学をあきらめてしまわないように救済される制度です。ですから、留年したり素行不良で処分されるような学生には、与えられません。貸与型の奨学金、または民間

博士号取得、その後は

 博士とは、大学卒業後に大学院の博士後期課程を終えた人が得られる称号で、研究職や教授職を目指す人が進む道です。 日本では、ほとんどの人が学士や修士のまま就職する人が多いかと思います。  博士は、研究者として出発します。ポスドク(博士研究員)から始まるのですが、博士号を取得できたとしても、すぐに仕事ができるかどうかわからない厳しい世界です。 「かざみどり」は、最初、大学生が抱えている悩みや奨学金 (学費ローン)について書こうと思い始めました。  瀬戸颯太(せとそうた)は、