小学生の英語学習に英検をおすすめする4つの理由

2022年度第1回の英検が5月末から6月頭にかけて行われています。
日頃の学習の成果を試している生徒さんも多いのではないでしょうか。

この機会に、英検を活用することにどんなメリットがあるのか、特に小学生以下の小さいお子さんの視点から書いていきたいと思います。

他の英語能力試験との違い

レベル別なので初心者でも受験しやすい

英検は、5級から1級まで7段階のレベルに分かれているので、自分のレベルにあった試験を受けることができます。

TOEICやTOEFLなどは、英検の様にレベル別の問題が設定されていないため、初学者には非常に解きにくかったり、小さな子どもには扱う文章のテーマが難しかったりします。

一方で、英検は5級であれば日常の身近な英語を中心の比較的平易な問題が出題されるので、小学生や初学者でも取り組みやすい内容になっています。
かたや1級では科学やビジネスの領域も含んだ高難度の問題が出題されるので、初心者だけでなく、上級者までレベルにあった試験を受けることができます。

英語学習者は幼稚園児から社会人まで幅広い年齢層で構成されています。
全ての人が同じ問題を解く検定試験だと、どうしても初心者には難しく、挫折感を味わったり、つまらないと感じてたりしてしまいます。

そんな中、初心者でもレベルにあった問題に取り組める英検はとてもおすすめです。

「合格」というわかりやすい結果がモチベーションアップに効果的

TOEICやTOEFLでは、試験の結果は点数として通知されます。
それも、100点満点のスコアではないため、点数として結果が出てもどれくらいできたのかピンとこず、達成感につながらない場合があります。
「TOEIC520点」、「TOEFL60点」などと言われても、どれくらい凄いのか次は何点を目指したら良いのかがイメージしにくいです。

一方で、英検ではあれば「合格」というわかりやすい結果が出るので、合格したときは間違いなく達成感を感じられますし、次の級の合格という新たな目標も自然にたてられます。

4技能がバランスよく身に付く

英語学習において、「読む」「聞く」「書く」「話す」の4つの技能をバランスよく身につけることがとても大事です。
とはいえ、初学者がいきなり「書く」「話す」にチャレンジするのは困難なので、まずは「読む」「聞く」に慣れ、基礎が身に付いてから本格的に「書く」「話す」に取り組むのが良いと思います。

英検では、5級・4級では「読む」「聞く」のテストで基礎力を問われ、3級以上ではスピーキングやライティングも含めた4技能すべての試験が実施されます。

つまり、英検合格を目標に学習をすることで、「読む」「聞く」の基礎から「書く」「話す」の応用までバランスの良い英語力を身につけることにつながるのです。

受験や就職に役立つ

多くの大学や高校で、英検を入試の資料として活用しています。
英検の級は英語の4技能の力を身につけている証明になるため、英検を持っていることは受験で大きな武器になります。

さらに、2020年度から小学校で英語が正式な教科となったことから、今後中学受験でも英語の試験が課されたり、英検取得者が優遇されたりすることになると思います。

英語は他の教科と比べ小さな子どもでも学習しやすい（小学生のうちに英検2級＝大学入試レベルの力を身につけることも夢ではありません）ので、中学受験を考えているご家庭では早いうちから英検を指標に英語学習を始めるのがおすすめです。

英検が受験だけでなく、就職にも役立つことは言うまでもありません。

スモールステップで着実なレベルアップ

上述の内容と重複しますが、英検は5級から1級まで細かくレベルが分かれているので、次の級の合格を目指して学習を続けることで、着実に英語力を身につけることができます。
目標を一歩一歩クリアしていく経験は、達成感や自己肯定感につながり、英語学習が楽しいという感覚にも結び付きやすいです。

個人の学習の目標にも良いですが、英検合格を指標にしている英語教室を活用することもおすすめです。
英語教室に通っていても、きちんと英語が身に付いているのか分からないと不安になります。
長く通っていたのに、蓋を開けてみると全然力が付いていなかったという事態は避けたいですよね。

英検合格を目標に謳っている英語教室であれば、先生と生徒で目標を共有し、着実なレベルアップに結び付きやすくなります。
教える側も、いつまでに英検に合格させるという明確なステップを意識することで、だらだら授業をすることなく、質の高いレッスンを行うことにつながります。

英語学習を意味あるものにするためにも、英検を活用している英語教室はお勧めです。

以上、英検を活用するメリットをご紹介してきました。
是非、英検を使って楽しく着実に英語を学習してみてはいかがでしょうか。

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