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「得意なこと」が子どもの可能性を広げる。英語を得意にすることの奨め。

「得意」を持つことの大切さ



子どもにとって、「得意なことがある」ということは、とても大事なことです。


何か1つ得意なことがあると、子どもは自信を持つようになり、もっと上手になろうとして難しいことにも積極的にチャレンジするようになります。


また、周りの大人たちも、子どもの得意を褒める機会が多くなり、たくさん褒められた子どもは、自分は認められているという感覚を持つようになります。

こうした感覚は自己肯定感につながり、自己肯定感が高まると、他人のことも認められるようになります。


難しいことにもチャレンジする積極性や、自己肯定感、他者を認める態度などは、テストで測ったり数値化したりすることができない非認知能力として、昨今、世界的に注目を集めています。


非認知能力は、将来の所得、社会的成功、健康にまでプラスに作用すると言います。


その非認知能力を高める可能性が「得意なこと」にはあるのです。


皆さんには得意なことがありますか?

改めて聞かれると少し悩んでしまいますが、この質問にパッと答えられたら素敵ですよね。

この質問は就職活動における面接でも聞かれることが多く、返答に窮する学生も少なくないそうです。


「英語を得意にする」の奨め

意識せずとも得意なことがあるとしたら素晴らしいことですが、今回は意識的に「英語を得意にする」ことをお勧めします。

なぜ英語を勧めるのか、3つの理由があります。


一つは、やり方さえしっかりすれば、多くの子どもにとって身に付けやすい技能だからです。

例えば、得意なスポーツを作ろうとしたとき、運動神経や体格によって可能性はある程度制限されてしまいます。

音楽や芸術に関しても、才能に依ってしまうところが大きいのではないかと思います。


一方、言語能力はほとんど全ての人が、ほとんど完璧に身に付けられる可能性があります。実際に子どもたちは小学校に上がる頃には、特別な訓練なしに日本語の能力をほとんど完璧に身に付けます。

第二言語に関しても、学習の仕方さえきちんと整えれば、日本語ほど流暢とまで行かなくてもコミュニケーションに差し支えない程度には身に付けることが可能です。


言語に関しては、幼い時期に学習した方が習得しやすいと言われています。

小学校中学年頃までの子どもは、英語をしっかり学ぶかほとんど英語に触れずに過ごすかの2択になるので、他人との比較にはなってしまいますが、学校で英語の授業が始まった時に「得意」を意識しやすいと思います。


二つ目の理由は、何かと役に立つからです。

英語の能力は、人生のあらゆるステージで問われる項目です。大学入試、就職試験、昇進試験など、多くの場面で英語力が問われます。

現状の社会システムでは、良い大学に行き、良い会社に就職し、良い肩書を持った方が有利に人生を送れるように見えます。

そのような人生のために英語は大きな武器になるかと思います。


また、英語ができれば人生の選択肢を海外にまで広げられますし、英語ができれば将来路頭に迷う可能性は少なくなりそうです。


三つ目の理由は、英語を通して非認知能力も鍛えられるという理由です。

英語はコミュニケーションのための道具という側面を持っています。英語力を鍛えるには英語を使ったコミュニケーションを経る必要があります。

言語や文化が違う人とのコミュニケーションを通じて、相手の考えを想像し、自身のアイデンティティーを確立することができ、コミュニケーション能力の向上が期待されます。

以上、「得意なこと」として「英語」をお勧めする理由でした。

子どもの得意を引き出し伸ばす


英語に限らず、「得意なこと」があることはとても大事なことです。

子どもの得意を引き伸ばしてあげられるよう、子どもとしっかりと向き合う意識を常に忘れずにいたいものです。

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