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意外な建造物もある横須賀の富士山「三浦富士」をゆく

富士山は「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」として世界遺産に登録されています。(TOPの富士山の写真は河口湖近くで撮影しました)
当初は自然遺産での登録を目指していたのですが、保全管理等に問題があり登録条件を満たすことができず、自然遺産での登録が難しくなりました。
信仰の山として昔から崇められていた富士山。修験道も多く集まり、富士講なども盛んだったことから、信仰の象徴であることに注目し文化遺産として登録申請。さらに浮世絵に代表される芸術なども評価され、2013年に文化遺産として世界遺産に登録されました。
実は横須賀にも富士山があるんです。
今回は横須賀の富士山を登頂してきたという話です。

まずは武山へ

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登頂といっても標高は183m。お手軽なハイキングコースになっています。名称は「富士山」ですが、3776mある富士山と区別させるため「三浦富士」と呼ばれています。まずは三浦富士の手前の武山を目指します。

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相模湾の絶景が拝めます。

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武山山頂の一角にある武山不動院は三浦霊場一番札所で、江戸時代には浦賀水道を通る船の目印になっていたことから、航海安全の波切不動として信仰されていました。毎年1月28日には初不動が行われ、ご本尊様が御開帳されます。

突如現れる軍事遺構!砲台山へ

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武山不動院をさらに進むと、砲台山という案内板が現れます。

5 砲台跡

こちらは昭和初期に作られた旧日本軍の軍事遺構で、すり鉢状の真ん中に高角度砲台が設置されていた砲座跡です。砲座跡を囲うように開いている8ヶ所の四角い穴は弾薬庫だそうです。
山奥にこういった軍事遺構があるのところは、いかにも軍港都市「横須賀」っぽいですよね。
ちなみに砲台山は通称で正式名は大塚山といいます。

三浦富士登頂へ

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砲台山を過ぎると目的地の三浦富士の山頂に到着します。

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運が良ければ「世界遺産 富士山」も見えるようですがこの日は・・・
奥宮で参拝後、ここからは下山のルートとなり津久井浜方面を目指します。

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浅間神社の鳥居もありました。

今回は、武山(武山不動院) ⇒ 砲台山(大塚山) ⇒ 三浦富士 ⇒ 津久井浜 という3つの山を越える武山ハイキングルートを歩きました。

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おまけに津久井浜の東光寺の「こうやくん」
ちなみに和歌山県の高野山は、「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産として世界遺産に登録されています。
ではまた次の旅でお会いしましょう。


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