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株式会社MAGiC HoURを創業しました。

どうも、お世話になっております、ニシオ(28)です。

この度、2020年12月28日に株式会社MAGiC HoUR(マジックアワー)を創業しました。
(登記に手間取り年をまたいでしまいましたが、無事登記完了し、設立となりました。)

「心優しい人たちの挑戦をあきらめない」をフィロソフィーに据え、ソーシャルビジネスの事業継続支援を軸にコンサルティング業務やプラットホーム事業、メディア運営などを行っていきます。

自己紹介

ニシオヒカルです。
経歴は、進学校から高卒で草津温泉の旅館で1年半勤務→京都の大学に進学→学生団体の立ち上げと事業化→ベンチャーを4社ほど渡りながら経営企画、事業企画、マーケティング、人事などを経験→フリーランスで事業企画、物書き、研究→起業、という流れです。

経歴を並べると立派に見えますが、これまでの人生は、自分で完結できたものなどほとんどありませんでした。周囲の手助けによって成立したものばかりで、つくづく仲間達に助けられてきたと感じています。そんなへなちょこ系フリーランス28歳が、起業を決意した理由や何をするのか、どんな仲間がいるのかを少し語らせてもらえたらと、筆を執ることにしました。

なぜ起業?

なぜ起業をするのか?

その答えは、「どうしてもこの領域での挑戦がしたかったから」、「支えてくれる仲間がいたから」の2点です。
本来であれば、自分は出来れば起業ではなく、誰か自分のやりたいことをやってくれている人がいたらそれに乗っかりたいというような気持ちが強い人間です。しかし、社会的起業や地域政策に関する研究あるいは世の中の大きな動きから、出来るだけ早くにソーシャルベンチャーに対する課題解決事業を創ることで、社会を少しでも前に進めることが出来るのではないかと想い、起業を決断しました。

また、僕がやりたいことを話したとき、

「お前がやるならとりあえず手伝うよ」
「良いことやろうとしてるから一旦お金なんて良いからさ、やろうよ」
「やりたいことだけ言っててくれたら実現方法は考える」

など、カッコ良いセリフを言える友人が周りにいたことが大きな後押しとなりました。

正直、1人であれば「死んでも実現させるぞ」といった強い心臓は持ちあわせていませんが、周囲の強さに支えられ、「弱虫な起業家」が爆誕することになりました。

社名とロゴに込めた想い

■社名について

社名の「MAGiC HoUR」は、「世が明けるもっとも美しい瞬間」、そして「日が沈む最も美しい瞬間」という2つの意味を込めています。

マジックアワーというのは、夜と朝が淡く溶け合う、とても美しい時間のことです。
「世が明けるもっとも美しい瞬間」とは、「社会課題解決や新たなビジネスモデルを始める、挑戦する全ての企業の夜明けを最も美しい瞬間にする」という意味を込めています。
また、「日が沈む最も美しい瞬間」とは、「マジックアワーという時間、マジックアワーという会社がある限り、日が沈む(暗くなる)ことはない」という「希望」の意味を込めました。

また、なぜ”io”だけ小文字なのかというと、「io」という言葉に

・「入出力」「インプットとアウトプットの繰り返し」を意味するI/Oより、逢魔時の出入り口という意味
・イタリア語で「IO」は「私」という意味

これらの2つの意味が込められているからです。

これらを合わせ、「小さな存在である私(io=小文字で「小さな個人」を表す)が、会社で確かな作用を及ぼす(I/O)」という希望が込められています。

■ロゴについて

ロゴは、「マジックアワー」という言葉が示すように、朝焼けとも夕焼けともとれる「溶け合た瞬間」を表しています。コーポレートカラーの菫色と柑子色で配色した日本らしいあたたかみのある色を使うことで、様々なものがゆるやかに入り混じった瞬間ということを表しています。


何をやるの?

具体的に何をやるのかと言うと「ソーシャルビジネスの事業継続支援」というものです。
まず、「ソーシャルビジネス」とは、「社会課題解決を軸としたビジネスモデル、特に社会の持続可能な発展にクリティカルに関与する領域で挑戦するビジネスモデルを持つ企業」と定義しています。

大学時代から、学生団体をきっかけとして障害者雇用に関する事業を興していたことから、このソーシャルビジネスを目の前で見ることが多かったのですが、その中で事業のスケーラビリティの低さや存続の難しさなどを目の当たりにしました。その要因としてソーシャルビジネスの収益性の低さや認知拡大の困難さがあるのではないか、と思っていたのです。

この課題には、

・高単価で所謂儲かりやすいものを扱うビジネスと違い、ソーシャルビジネスは単価や収益性が低くなりがちであることや、そこに集まるプレイヤーが金銭面での苦労を強いられることで、ビジネス経験豊富なプレーヤーが集まりにくい
・ソーシャルビジネスに関心がある層は似た属性を持っており、同じような特性を持つ人たちだけしか集まらず、認知の輪の広がりが低い

などのことが影響しています。

これまでの日本では、社会構造として利益率などが優先されていたため、そもそもソーシャルビジネスの立ち上げすらおぼつかない状況がありました。
現在は立ち上げフェーズにおける支援の事業が少しずつ増えてきた一方で、継続支援にフォーカスしている事業はほとんどなく、一部の金融機関が支援しているものに絞られます。

特に近年、これまでのソーシャルビジネス領域に携わる方々の尽力のおかげで、あるいはクラウドファウンディングなどの認知・浸透により、ようやく「挑戦の一歩目を踏み出すハードル」自体はかなり下がってきました。しかし、依然として、「継続の壁を越えられず諦めてしまう人」を手助けする事業は存在していなかったのです。

僕は、「どうにか事業を継続していきたい社会的企業」を手助けすることで、「世の中を優しい力で解決しようとする人たちが、事業を推進出来る世界観」を作っていきたいと考えました。
そのためにも、「継続支援」というキーワードにフォーカスし、事業を創っていきたいと考えました。

具体的な事業は?

私たちは、以下の3つの事業を展開していく想定です。

① コンサルティング事業
② プラットフォーム事業
③ メディア事業

ここからは、それぞれについて簡単に説明していきます。

① コンサルティング事業

ソーシャルグッドに取り組むビジョナリーなスタートアップ〜ベンチャーフェーズの企業に対する

・マーケティング領域
・人事領域(組織戦略、採用)
・事業企画、事業推進
・SDGs(持続可能な発展)領域

のコンサルティングを展開することで、より良い想いを持つ企業がスケールするためのお手伝いをさせていただいてます。専門性の高いメンバーが集まっていることにより、各領域の戦略策定から実行まで一気通貫で自社内完結でサービス提供を行えます。

また、特に現在大企業の多くが取り組みはじめている「SDGs」を意識した事業や部門が、その企業ならではの強みや独自のリソースを使って社会課題解決に取り組んでいけるような仕組みをともに創っていくオープンイノベーションのお手伝いもしております。ここでは、ソーシャルベンチャーとの協業のご提案などを行うことで、より「持続可能な社会」を実現に近づけていきます。

② プラットフォーム事業

具体的なサービスは現在ピボット中ですが、「良いもので、生活をちょっと豊かにする」という体験を、少しでも多くの人に、かつ気軽にお届け出来るようなサービスを考案中です。

③ メディア事業

企業哲学である「優しい人たちの挑戦をあきらめない」というコンセプトを基に、「社会課題解決」に関する情報発信を行っていきます。
社会課題解決という堅苦しいテーマをもっと簡単に身近に、「これももしかしたら社会課題解決じゃない?」と気づかないうちにしていた社会課題解決を一人ひとりがふと気づくことが出来るような、知識よりも再発見をテーマにしたメディア運営をしていきます。
何気ない気持ちでTwitterやInstagramを見るように、日常の流れの中にふとした発見があるような、「生活に溶け込むようなメディア」を目指していきます。

事業を作るうえで、大切にしたい価値観

Vision:社会の漕ぎ手を大海原へいざなう
Mission:継続支援の仕組みを創出し、想いある消費を世に生み出す
Philosophy:心優しい人たちの挑戦をあきらめない

優しい世界をつくるための挑戦をする人たちと、そんな人たちを応援したい人たちが日常的に溶け合いながら、世界の再創造を行えるような仕組みを作るために、いくつかのプロダクトを構想しております。

この世界は、綺麗事ではすまないくらい、厳しく辛いことがたくさんあるけれど、それでも、ひとりでも、ふたりでも、「僕たちの生きる社会をより良くしようともがいている勇者たちがいるんだ」ということを、僕も、みんなも知っていくことで、次の未来をより良いものにしていきたいと思っています。

仲間について

現在は代表である僕と業務委託、副業のメンバーで事業の準備をしています。2021年は、代表取締役と役員3名、営業、エンジニア、デザイナー、バックオフィスそれぞれ1名ずつの仲間と一緒に、会社をしなやかに成長させていきたいと思っています。

役員には、
・マーケティング系企業のマネージャーを務めたマーケティング領域のスペシャリスト
・複数企業で事業推進をしてきた事業スペシャリスト
・マーケティングやUIUXに広い知見を持つ、コンサルティング企業出身者
といったメンバーにジョインしてもらっています。また、メンバーには
・大手のバックオフィス経験者
・フリーランスのクリエイター
・メガベンチャーの営業マネージャー
などの布陣を想定しています。

いずれも高い能力と思考力を兼ね備えたメンバーばかりで、コンサルティング業務に関しても僕以上に役員、メンバーの圧倒的な力に信頼ができるため、自信をもって期待にお応えできると思っています。
何もないところから善意で手伝い、支えてくれているメンバーと新たな挑戦を出来ることは本当に楽しみで、多分起業の最も大きな喜びは、この大好きな人たちと日々前に進めることなのではないかと思っています。
それくらい、全員僕が人生でその才能と人間性に惚れ込み、一緒に世界を少しでも良くしたいと思えるメンバーです。

(デザイナーのメンバーが書いてくれた僕です。幅広いテイストを描くことが出来る激つよイラストレーター兼デザイナーです)

組織体制について

拠点としては、日本の古都である鎌倉と京都の2拠点から始めます。
”東京でなければいけない”理由がなくなっている中で、これからの会社の拠点というものはアイデンティティにも似たものとなってくると考えています。そうなったときに、自分たちのフィロソフィーや事業の内容に近しいイメージの都市を考えたときにこの二つの場所が出てきました。

また、鎌倉は中高時代に毎日通学路として通った場所であり、京都は大学時代を過ごした思い出深い土地でもあります。
そういう意味でも、場所そのものに深い想いを持てる場所で事業を始めていこうと鎌倉と京都に決めました。

また、多様な働き方への期待が高まる中、全社員が一丸となって事業創造や価値創造を行い、メンバーにはできるだけ住むところの制限なく、より良い生活、人生と仕事との共生が出来る仕組みを創っていきたいと考えています。

組織文化について

成り立ちの経緯からも、組織文化には何よりもこだわりを持って運営していくために、5つのバリューを定めています。

Value
・弱さを認め、守りあう
・誰の想いも踏みにじらない
・感情があふれ出す瞬間を提供する
・何ものにも縛られない思考と視点を持つ
・小さな幸せを積み重ねることで、大きな希望を生み出す

事業を進めることも当然重要ですが、何よりも、優しさを大事にすること、他者への想像力を持つこと、ゆるやかな入り混じりの受容、といったものを大事にしていきます。
成果やクオリティへの意識は当然重要であるものの、相互に優しい世界を創るうえでの第1歩を、まずは会社として意識するべきことをバリューとして策定しています。

創りたい未来

日本の古都である鎌倉と京都から、ソーシャルベンチャーと日本固有の文化というこの国の誇りを、世界にまで広げていきたいと思っています。

将来的には、これまで日本が世界中で学校を作ったり、寄付を行ってきたようなことを、今度は海外諸国から日本が応援されながら、しなやかに、優しい国になる仕組み作りが出来れば良いなと考えています。

そのためには、いかに日本の企業の取り組みがソーシャルグッドであり、優しいものであるかということを広め、また創ることこそが自分たちの使命になると考えています。

最後に

起業元年となる今年の目標は、何よりも「愛のある基盤作り」です。仲間同士の信頼感の醸成、全員が安心して働ける事業基盤の構築、社会世の中の皆様からの信頼基盤の獲得を目指して励んでいきます。

「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きている意味がない」と言いますが、「優しい」が「強さ」と同義となり、その武器を持って生きていけるような世の中になるよう、そして、全ての優しい人たちの挑戦が、例え挫折や壁に阻まれたとしても、それでもあきらめずに何度でも前に進めるような希望ある世界を作れるよう、皆さまと手を取り合っていきたいと思います。

まだまだ未熟な点は多々あるかと思いますが、どうぞ宜しくお願いします。

P.S.
このnoteを読んで少しでも関心を持ってくださった方はTwitterのDMまでご連絡ください!(一緒にやってみたい!事業内容関心あるなど何でも歓迎です!)

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