女性44歳 精神不安8年
※「漢方薬膳相談(中医弁証トレーニング)」は私の勉強記録で
法令に基づく医療、診療行為ではございません。
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YH様、女性44歳、主婦
(以下、相談者の了解を得て掲載しています。)
2024年9月20日(Zoom面談)
📖現病歴
3人目を出産後、育休中に睡眠不足で不安感を抱えるようになり、感情の起伏が制御できなくなりました。転居や退職などもあり、布団から出られず、ほとんど寝てばかりいる日々が続きました。その後、精神科を受診し、「不安症」と診断されました。数年、エビリファイなどの抗精神病薬を服用しながら通院しました。
😴現在の症状
少し体重が増えて体力は戻ってきましたが、睡眠不足や感情が高ぶった後、そして季節の変わり目には体調不良が現れます。睡眠時間は5~6時間で、入眠困難や多夢がありますが、以前よりは改善しています。動悸はありませんが、忙しくなるとマイナス思考に陥りやすいです。現在、精神科の薬は服用していません。
- 口の周りにできものができ、背中や顔がこわばることがあります。頬や顎が緊張し、就寝中に歯を噛みしめているため、起床時には頬が疲れた感じがします。
- 手足の指がしびれることもありますが、冷え、めまい、耳鳴り(キーン音)、嗅覚低下などの症状は改善しています。
- 若い頃から右目に飛蚊症のような症状があり、最近では老眼を感じることもあります。
- いつも喉が渇きやすく、昔から咳をすることがあります。
🩸月経との関係
月経時に下痢を伴うことがあり、経血の色は暗くありませんが、少し血塊が混じることがあります。忙しさやストレスがあると月経痛(刺痛)が現れます。
🍽薬膳の影響
今年の6月ごろから薬膳の勉強を始め、以前はあまり食べなかったお米や卵を摂るようになりました。また、六君子湯と酸棗仁湯を服用することで、胃腸の調子が良くなり、食欲が旺盛になっています。
🔍👀望診
目の下にクマ、顔色がやや萎黄。舌は淡白で胖大、歯痕あり。
以下は有料記事
内容はこの記事に付いての実際の症状の弁証です。
・舌の写真
・病名
・弁証
・治法
・方薬
・解説
・お薦め薬膳
・その他、養生など
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