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「何をするか」より「誰とするか」〜『ともに戦える「仲間」のつくり方』を読んで〜

1.はじめに

これは、起業家の南壮一郎さんがビズリーチ創業時の出来事をもとに書かれたものです。起業時の挫折と再生のエピソードから、信頼できる「仲間」を巻き込むための7つのカギについて考えたそうです。なので、この本のキーワードである「「何をするか」より「誰とするか」」と、仲間づくりの7つのステップについて説明したいと思います。

2.「何をするか」より「誰とするか」

「何をするか」はもちろん大切です。ですが、それ以上に「誰とするか」の方が大切です。
なぜなら、自分一人で何でもできるわけではないから。一人では不可能でも、仲間と協力し合えば成功する可能性は高まります。
著者の南壮一郎さんは、ビズリーチ創業時に仲間の重大さを実感したそうです。何かに挑戦して失敗したら、己の非力さを痛感するでしょう。そのとき、「やれば何でもできる」という思い込みが崩れ去ります。それと同時に、自分の得意・不得意と向き合わざるを得ません。このとき、仲間の偉大さを思い知るそうです。

3.仲間づくりの7つのステップ

(1) まずは巻き込まれる

何かを始めるときに、その第一人者にならなくていいです。面白そうなことをやっている人に声をかけたり、良いものを参考にしてもいいでしょう。

(2) 夢を語る

仲良くなる前に、夢を語りましょう。バカにされたり、批判されたりすることもあるでしょう。でも、いつかはその夢に共感してくれる「仲間候補」に出会えます。

(3) チャンスを逃さない

「この人だ!」と思った人には、声をかけましょう。言って断られる後悔よりも、言わない後悔の方が大きいです。ただし、目の前の状況がチャンスだと気づくためには、日々の積み重ねが重要です。より良い情報を集めようとアンテナを立てるとともに、何回も夢を他人に伝え続けましょう。

(4) 次につなげる

他人との関係を続けたいときは、「これからもよろしく!」という気持ちを伝えましょう。そのためには、どうすればいいか?「一緒に〜しましょう」と言ってください。

(5) 弱みをさらけ出す

素直に「助けてほしい」と本音を打ち明けてください。自分の弱みを理解して、それを受け入れられるか。これこそが、仲間を巻き込む「覚悟」として求められます。

(6) 仲間の気持ちを汲み取る

仲間の気持ちを汲み取ってフォローしてください。勇気を出せない仲間がいれば、手を握って一緒に跳んであげましょう。たとえば、仲間に入りたくてそばでウロウロしている子供と同じで、声をかければ誘いに乗ってくれるかもしれません。そして、想像以上の強みを発揮することも、、

(7) 任せ合う

各自ができないことを認めて、得意なことに集中するのです。強みのない人はいません。自分一人ではできないことも、仲間と任せ合えばできるようになるのです。
「自分にはできないことがある。だけど、これなら誰にも負けない。」
自分にできないことをできる人は、自分にとってすごい人なんです!

4.おわりに

「人との出会いで人生は変わる」って聞いたことありませんか?
僕自身、ある仲間との出会いがきっかけで読書習慣が身についたので、何となく実感はありますね。やっぱり、一度きりの人生でどんな仲間と過ごすかは重要だと思います!

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