見出し画像

私の夢と思い出 〜長崎・浜屋百貨店の屋上遊園地〜


2024年 5月2日

急遽長崎へ。どうしても行きたかったから。

浜屋百貨店 アーケード側入り口


アルバムで何度も見返した、思い出の場所。
いつまでもそのままであってほしい。そんな気持ちだった。

両親がしてくれたように、自分の子供をここに連れて来られたら幸せだろうな。

そんなことを、ぼんやりと考えていた。

8階から屋上への階段

最後に訪れたのは23年11月。
臨時休園の発表があったのはその後すぐだったかな。



数ヶ月間の休園を経て、とうとう閉園が決まったようで。
このゴールデンウィークの営業を最後に幕を閉じる。

営業終了・限定開放のお知らせ

寂しいけど、最後に訪れるチャンスを与えてくれたことに感謝。



さあ、いざ広場へ。

すごく賑わっていた。
ゴールデンウィークとはいえ、今日は平日だよ。


子供達の声と遊具の音。
楽しそう。私も乗りたい。


地面から歴史を感じられる


遊具を見ると、その多くに「ご利用できません」の貼り紙が。お金を入れて動かすことはできないみたい。
もちろん、元気に動いているものもあったけど。


動かなくとも、皆さん写真を撮って楽しんでいた。


「浜屋稲荷天満宮」って書いてある。
屋上遊園地あるあるだよねこれ。
もう閉まっちゃったけど、佐世保玉屋の屋上にもあった。はず。


補修跡がすごい。どのくらい働いてきたんだろう。きっと私よりも歳上。


2024年5月2日
2005年12月29日

この乗り物、19年前のアルバムにしっかり写ってた。当時の私は2歳。
タイムマシーンなのかもね。


親とか親戚のアルバムを見せてもらうと、必ずこの広場で撮った写真がある。

世代を越えて、沢山の人にとって思い出の場所なのだろう。


フェンス越しに思案橋方面を眺める。
周辺の景色も、開業当初からずいぶんと変わったのだろう。
変わらないものと、変わっていくもの。

スマホで撮ればよかったかな。あちゃ。


ここで今日のメインイベント。
うどんを食べます。

一番の思い出かも。
ごくごく普通のうどんなんだけど、すごく記憶に残ってる。
もはや私の中では浜屋の屋上=うどんだった。そのくらい。

きつねうどん

今回、最後の営業に合わせてうどんコーナーが限定復活。
分かってらっしゃる。浜屋さん。本当にありがとう。

2005年12月29日

19年前、うどん食べてる写真も。

確か、8階でアンパンマン展?みたいなのが開催してて、その帰りに食べに来たんだよ。
少しずつ思い出してきた。楽しかったなー。

ごちそうさまでした。


青いテントの中へ。

このUFOみたいな乗り物、好きだなあ。
カラフルな色づかいがレトロでかわいい。

こんな景色も、もうすぐ見納め。





外へ戻ってきた。

報道関係者もちらほら。
あとでニュース見てみたけど、私は映り込んでなかったよ。

階段のギャラリーでは、屋上の懐かし写真展が。


こんな感じで、広場を後にした。



永遠に続いてほしいことってあるよね。
だけど、必ず終わりは来てしまう。

前にも同じようなことを書いたけど
そこにある景色は、今、この瞬間しか見れない。明日には無くなっているかもしれない。

だからこそ、撮りたい。伝えたい。
あのとき私が直面した、美しい景色を。

これが私の趣味です。


にしても、ここ最近で浜の町変わりすぎだよね。遊ingからエディオン、S東美...
思い出の場所がどんどん無くなっていく。
寂しいなあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?