ととと
末娘のお気に入りの数学の先生。
テスト範囲の内容は、すべて消化してしまったので、のんびりムード。
前の授業では、生徒の自習に時間をくれたところも、ポイント高い。
今日は、とりあえず、方程式を一問説明。
最後に
「~解くと」
と言いながら
ととと
と黒板に書く先生。
先生、ちょっと真ん中、斜めの棒が多いです。
それでも、「く」には厳しいけど。
いつもなら、先生の間違いはすぐに見つけられ、教室がざわざわして、誰かが先生に突っ込んで一笑い…がお約束。
だが、今回は静かなまま。
えっ、ひょっとして気付いてるの私だけ?
ヤバい。
おかしすぎる。
箸が転んでもおかしい年頃を体現している末娘。
その笑い声は、林家パー子を彷彿とさせるダイナミックさ。
静かな教室で炸裂させるわけにはいかない。
誰か気付いて!
そんな末娘の願いむなしく、誰からも突っ込まれることなく先生の説明は終了。残念。
消化不良の笑いは、家に持ち越し。
「『解くと』って言いながら、『ととと』って書いてるんだよ。ヒヤッヒャッヒャッ」
笑い転げる末娘。
楽しそうでなにより。
恐縮です