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「悲しみよこんにちは」を見た

「悲しみよこんにちは」(1958)を見た。

プレイボーイな父レイモンドと娘セシール、愛人のエルザの3人で過ごしていた別荘に、亡き妻の友人アンヌがやってきて、一緒に過ごす。
アンヌは自由気ままな父を変え、セシールをも変えようとする。
セシールの反抗は、悲劇を引き起こす。

というようなお話。

現在から、悲劇の起きた過去を振り返る作りになっていて、現在は白黒、「あの夏」はカラーという映像。セシールの心情を表しているのだろう。

セシール役のジーン・セバーグが、とにかくキレイ&キュート。
ショートカットが大人ではない、少女らしさを、より一層、引き立てている。

そして、衣装がオシャレ。カラフルで夏の避暑地での楽しい日々が伝わってくる。まぁ、自分が着ることは決してない、夢の世界だね(笑)

ストーリーも良い。いちいち抉ってくる。

いきなりやって来た女に、母親のように口うるさく言われたくない。そりゃ、邪魔に思うよね。セシールの気持ち、よくわかるよ。

森で元愛人にささやいているレイモンドの言葉。若くはない女性の観客なら、アンヌの心情に共感、いや、それ以上に怒り狂うか。
私だったら、刺すね(笑)

とりあえず、美しい映画なので、見て損はないと思います。

恐縮です