見出し画像

「カンバセーション ー盗聴ー」を見た

「カンバセーションー盗聴ー」(1974年)を見た。
フランシス・フォード・コッポラ監督。
27回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた衝撃的サスペンス。主演は名優ジーン・ハックマン。

プロの盗聴屋ハリーは、最新の装置と技術を用いてどんな他人の会話も盗み聞きすることができる、米西海岸随一というべき凄腕の持ち主。そんなハリーがあるカップルの会話を街で録ったテープを翌日、盗聴を依頼してきたクライアントに渡そうとしたところ、どうも先方の様子がおかしい。そこでテープを再生してみると、女性の方が“殺されるかもしれない”と言っているのが聞こえ、ハリーは自分が犯罪に巻き込まれたかと心配しだす。
(シネフィルWOWOWより)

衝撃的サスペンスという言葉に惹かれて見たものの、ものすごく地味な感じだった。
その上、最後は「えっ、終わり?」と、ポーンと放り出される感じ。

でもね、主人公の不安感が見終わった後もこっちに乗り移るというかね。どうにも、引きずる。終わり方が終わり方なのでね。

映画の中で、盗聴したテープを何度も何度も聞かされる。主人公がそこにある真実を探ろうとするためか。

そのせいか、自分も見終わった後、何度も今見た映画を振り替える。あれは幻覚なのか現実なのか。

スッキリした結末が好きな人にはオススメできない映画です。


恐縮です