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「悲しみは空の彼方に」を見た

「悲しみは空の彼方に」(1959年)を見た。

ふたつの家族の愛と憎しみの10年
ダグラス・サーク、アメリカ時代最後の大傑作

出演ラナ・ターナー、ジョン・ギャヴィン、ファニタ・ムーア。ダグラス・サークがアメリカで製作した最後の作品。
ファニー・ハーストのベストセラー小説を再映画化したダグラス・サークの最後のアメリカ作品。
白人と黒人、ふたつの母娘の10年を感動的に描いた重厚なメロドラマの名作。

【物語】
1947年、未亡人の女優ローラとその娘のスージーはコニー・アイランドの謝肉祭で、黒人女性のアニーと娘のサラジェーンと知り合う。
アニーは夫に捨てられ、サラジェーンを連れて職を探し、住む場所さえなかった。
ローラは彼女の境遇に同情し、アパートでの同居を持ちかける。
やがてローラは舞台女優として輝かしい成功をおさめていくが・・・。
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なかなかに複層的なドラマ。
黒人と白人のシングルマザーの友情物語。
二組の母と娘の物語。
一組は、黒人の母と見た目が白人に見える娘の人種問題による溝。
一組は、自分の生き方を貫いた母とその娘。
自分の生き方を貫く女性とそれを愛してしまった男の物語。

上品な感じで、古い映画だけど、母と娘の愛憎は現代にも通じるものなので、見て良かった…と思える映画でした。

恐縮です