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流浪の月
本屋大賞にノミネートされた「流浪の月」を読んだ。たまたま、ノミネート前に図書館で予約していたから、読めたけど、話題になったら、なかなか借りれないだろうなぁ。
で、感想。
人は、自分の見たい事実を切り取り、分かった振りをし、他人を傷つける。真実は無数の切り取られた事実の壁に阻まれ、伝えたくても伝えられない。当事者に残された道は真実を伝えることを諦め、他人の解釈を受け流し、相手の見たい形を壊さないように、ひっそりと息をひそめて生きていく。
自分も気をつけなければなぁ。
人は一人じゃ苦しいけど、一人でもわかってくれる人がいたら、救われるんだな。
静謐なんだけど、胸をえぐられるような、とても良い本でした。
なんのこっちゃ?と思ったアナタ。読んでみればいい(笑)
恐縮です