見出し画像

「屍人荘の殺人」(2019年)を見た

さっそく「屍人荘の殺人」(2019年)を見た。

うん、やっぱり本の方が面白い。
二時間に収めるのは難しいんだろうけど、設定をいじったせいで、犯人の動機も突然感あるし、なにより、謎解きに必要なあのエピソード(ヒント:あいまいな時間)もないというのが、残念。

葉村が剣崎のことを、かわいいと思っていて、ちょいちょいラブコメっぽいことを挟んでくるのも、緊張感あふれる密室殺人が軽い感じの仕上がりになっているし。
そのくせ、剣崎の助手は断るというのもチグハグしてる。

ただ、この設定にしたからこそ、「おおぅ…」と思うシーンもあった。

明智が「事件は起きてないが、犯人はわかった」というような発言をするところ。
あれは、本にはないけど(設定が違うから当然)、なかなか最後にチリっとくる。
葉村、何気に明智を尊敬してるよね。

全体的に薄っぺらかったかな。

恐縮です