ギターのF攻略に近い感覚を後で感じたスライド操作:トロンボーン
タイトル画像:シンプルに描かれたトロンボーンのイラスト
トロンボーンの最大の特徴は、音階を作る仕組みが「スライド操作」という、無段階のさじ加減前提の仕組み。
キーを押せばその音が出る、鍵盤を押せばその音が出る、という仕組みとは違って、楽曲に必要な音程の間が無段階に出てしまう仕組みです。
その仕組みならでは、の奏法も魅力も大変さもある楽器です。
ブログで注目したのは殺傷能力
下のリンク:ブログでトロンボーンを妄想的に論じたもの
トロンボーンは中低音を担当するので、楽器のサイズ、重量は大きめです。
それが16分音符を奏でるときのスライド操作はかなり速い上に、移動距離も多い。
つまり、攻撃目的で楽器を選ぶなら、かなり上位に来る楽曲。
これに匹敵する楽器は、水平に投げられたシンバルでしょうか。でも、一撃をかわされたらシンバルは無力。連続攻撃の威力まで考えれば、トロンボーン最強となります。
音の殺傷能力も
あまり武器としては使われないトロンボーン。音もかなり存在感はあります。
まず、人間の耳で捉えやすい音域。さらに金管のパワー。さらに比較的容易に音を割る事もできる。
オーケストラでも、アドレナリンを出したいときには概ね、前に座る奏者の髪の毛が振動するほどの音を出せます。
武器じゃない、楽器だ!
ここまで武器の話をしてしまいましたが、実はトロンボーンは楽器です。
最大の特徴は、スライド。
社会人になって職場の仲間と遊ぶのに、チューバ吹きとラッパ吹きがいたので、トロンボーンを知り合いから借りてアンサンブルをはじめました。
ちなみに三和音しか出ないファミコンの曲を仕事で作ってたので、3パートだけの曲の編曲も楽譜を書くのも速攻です。
この時、初めてスライドを経験。
スライド対応第一段階
ユーフォは高三で経験してたので、運指をスライド位置に置き換えるのはすぐ。
スライドを移動→その位置に固定→音を出す
という順番で音を出しました。
これだと、どうしてもスライドのポジション移動中は音を出せない、と感じて、なんかギクシャクした感じに。
スライド対応第二弾
慣れてきたら妙な感覚が身に付きます。
連続したフレーズを吹きながら、スライドを移動しつつ、ベストポジションの時に、タンギングや吹き直しをする感じ。もちろんそれがリズムに合った状態で自然にできるように。
これで、力が抜けて割と自然な音のつながりになりました。
発音の頭はしっかり、途中はうまく脱力
この考え方は、そのあとチャレンジしたギターのFのコードが分かった時の感覚とかなり近い。
初心者のうちは、全工程に渡って力が入り、結果細かいコントロールもできず、疲労も溜まります。
何度も練習するうちに、いい感じのコツをつかみました。
必要なポイントだけ、しっかりパワーをかけて、あとは流す感じ。
ここだけ取り出してnoteの記事にしています。
下のリンク:note記事。ギターのF攻略法は、Fを攻略しないこと
これで、音も滑らか、コントロールも容易で正確、さらに疲れない、ということができるわけです。
理論がわかれば完成だ!
とならないのが、楽器。
やはり、反復練習でした。気付いても、それがオートマチックにできるようになるには、結構な回数の演奏を重ねないとならない。
でも、理論的な動きを知らずにやるのと、分かってやるのでは効率はかなり違います。
自分は最初にこの脱力&ポイントだけエネルギー、という方式に気付き、かなり短期間で人前で吹けるレベルにはなれたと思います。
人生も
脱力と全力のバランスだ、といった比喩を使ってみたくなりますが、案外当たってるかも。
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