しのジャッキーさんの「逆1on1のすすめ」を合成音化
しのジャッキーさんの記事を、音声合成で読ませてみました。
今回、引用部の声を1トーン落とす、など、少し工夫も入れてみます。
記事は以下。
音声投稿スタイルでも入れておきました。すぐ聴けるので。
>業務連絡 落とした方が良ければご連絡ください、しのジャッキーさん。
俯瞰した状態に置く
人はロール(役割)があります。そのため、どうしても客観視しようとした時に、本来の意味の客観視ができない場合もあります。
そのときに、この逆1on1が役立つ、というお話。
自分を振り返っても、やっぱりフリーランスの立場、設計者の立場、学校の講師の立場、でそれぞれ違う考え方をしているかもしれない。
音声合成化に際し
しのジャッキーさんの文章は、音声合成的にはほぼ修正するところがなくありがたかったのですが、いくつか音声合成的な気づきもありました。
・句読点を細かく打つ
自分では補正して読んでしまいますが、合成エンジンは忠実に再現します。句読点が無い部分は基本連続。意味の切り分け、などはしない場合がほとんどです。
頭の中で区切って読める文章も、場合によって連続されると分かりにくくなる場合も。今回数カ所に意図的に句読点を入れてみました。
・慣用的な言い方
2、3の、みたいな言い方。これも頭の中でどのように読んでいるか?まで考えると、表記と読みの違いが生じます。少し読みを想像して入れてみました。
・記号
1~2、などの表記。から、と読んでいるかもしれません。これはエンジンによって、なみせん、と読んだりすることもあります。
今回、なみせん、と読まれたので、から、と書き換えさせていただきました。
・固有名詞
しのジャッキーさん。恐らく皆さんが発音すると、ジャ、で上がってキ、で下がるのではないでしょうか。
今回は、全部をシノジャッキー、のようにカタカナにすることで、その読み方になりました。
・「方」の読み方
そちらの方に、と書いた場合。文脈によって、ほう、かた、いずれの読み方もできます。こういうのが音声合成の弱点。今回、平仮名にしました。
・文章の段落表記
見出しのつもりで書いていることも、合成エンジンからすればただの文章。場合によっては続けて読まれてしまいます。
今回は、意図的に空白を入れてみました。
今回の原稿
音声合成化する際に、原稿を少し手を加えました。以下です。
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抽象化パワーを高めるには?逆1on1のすすめ
シノジャッキー(篠崎 裕介) 21/1/17から毎日更新中
2021年10月22日 23:57
私は3人のチームメンバーのマネージャーをしています。いわゆるチーム定例のほかに、2週間に1回、一人ひとりと1時間、1on1の時間を設けています。
1on1は、チームメンバーの成長のために、経験学習を効果的に回すための壁打ちの時間です。経験を振り返り、教訓も見出し、次の経験に応用することを考える時間です。私の役割は、そのための時間と壁になることです。
1on1自体については、以前に、以下にいろいろ書いたのでご参照ください。
リンク<break time="1000ms" />メンバーの成長機会を奪わない1on1を実行するために気を付けていること<break time="1000ms" />
先日、友人の本の書評Podcastに「ヤフーの1on1」を紹介しに行ってきました。その様子は以下で聞くことができます。その際に、逆1on1というのにもトライしているという話をしました。
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リンク<break time="1000ms" />
「ヤフーの1on1〜部下を成長させるコミュニケーションの技法」<break time="1000ms" />本間浩輔
目次<break time="1000ms" />
逆1on1ってなんだ?<break time="1000ms" />
教訓化が現状認識にとどまって、応用でずれる<break time="1000ms" />
応用って、抽象化、汎用化なんだなー<break time="1000ms" />
逆1on1で効果があるかもしれない副次的効果<break time="1000ms" />
逆1on1ってなんだ?<break time="1000ms" />
名前から想像がつくかもしれませんが、逆1on1とは立場が逆で行う1on1です。つまり私がチームのメンバーに1on1をしてもらいます。チームのメンバーに聞き役、記録役になってもらい、私が1週間や2週間あったことを振り返りながら、その中でどんなことを考えたり、悩んだり、解決先を導き出したりしていたのかを言語化します。この課題から解決策あたりがちゃんと言語化できると教訓化はだいたい成功です。
問題は次の応用です。ここで自分がいままでチームメンバーにやっていた、メモをとって思考の外に吐き出しながら1on1をやる手法の威力を感じました。
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教訓化が現状認識にとどまって、応用でズレる<break time="1000ms" />
いままで、自分ひとりで振り返っていたときは、視線が常に、いま取り組んでいる案件の、次のステップのことばかり見ていました。なので、応用が結構おざなりになっていました。つまり、次の目の前にある課題を解決するためにはどうするか?に、視点がズレていました。せっかく行った教訓化が、「ここまでは解決できた」、という現状認識になってしまっていました。
このとき、他人がメモを取ってくれていて、教訓化されたことが、目の前にテキスト化されている。しかもそれが他人のフィルターを通って言語化されているので、客観視がしやすいと感じます。しゃべることに専念できているし、視覚や自分の声を自分の耳で聞くので、聴覚など五感が研ぎ澄まされるのかもしれません。<break time="1000ms" />
応用って、抽象化・汎用化なんだなぁ<break time="1000ms" />
とにかく、教訓化されたものを見ながら、自分の中で、はじめて「これを抽象化・汎用化すると何なのだろうか?」と考える思考回路が回転しはじめました。これは、具体例を示したいところなのですが、なかなかそれ自体が抽象的なのですが、いくつかご紹介します。
<break time="1000ms" />引用<break time="1000ms" />
<prosody pitch="low">
脳にフラグを意識的に立てることがセルフグロースにつながる。
ある事象について考え続ける、というフラグを立てることで、引き寄せの法則じゃないが、必要な情報が集まりやすくなる。これは脳の空白の法則。人は、問いを立てるとそれを解決したくなる、ということでもある。
ファシリテーターはプロセスキーパー。
ピュアにファシリテーターをやることで心に余裕ができ、目的からの逆算、プロセス達成のためのメリハリ(取捨選択)が実現できる。コンテンツ(事業アイデアなど)を作るリーダーがこれを兼ねると破綻する。これは時間的余裕の有無とは別の次元の問題で、ロールが違う。
</prosody>
<break time="1000ms" />引用終了<break time="1000ms" />
なんのこっちゃという感じかもしれませんが、こういったレベルの学びの抽象化が、1時間くらいの1on1の中で3つ,4つ出てくる、というのは、私の体感的には学びの速度が、2倍3倍になっている感じです。
逆1on1で効果があるかもしれない副次的効果<break time="1000ms" />
これは、自分が勝手にそう思っているだけかもしれませんが、進捗定例みたいなのって、ただのホウレンソウになるだけで、表面的な内容になってしまいます。それに対して、逆1on1をすることで、チームメンバーにとって私自身がより身近な人間として見えるかもしれません。そういったことが、組織やチームの心理的安全性にもつながったりするんじゃないかなぁ、なんて思ったりもしています。
最後に、友人のPodcastで紹介した「ヤフーの1on1」を、友人の言語学者ナリタくんはちゃんと読んできてくれて感想を聞かせてくれました。以下からその感想会を収録した対談のPodcastが聞けます、興味のあるかたは聞いてみてください。
リンク。川下り型の生涯経験学習。「ヤフーの1on1」の感想から。
<break time="1000ms" />
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シノジャッキーでした。
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作業するたびに気づきがある
というのを実感。まだまだ音声合成の完全自動化は難しいです。
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