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オリンピック 記憶の振り返りメモ4 様々な担当者の辞任まで。この特別なオリンピックで自分が思ったこと。

ここまで、様々な開催までのできごとについて、思い出しながら記事にしてきました。

オリンピック 記憶の振り返りメモ1 メインスタジアム決定まで。この特別なオリンピックで自分が思ったこと。

オリンピック 記憶の振り返りメモ2 リオ閉会式チームが続投!まで。この特別なオリンピックで自分が思ったこと。 

オリンピック 記憶の振り返りメモ3 開閉会式チーム解散まで。この特別なオリンピックで自分が思ったこと。 

今回は、不祥事のオリンピック的なことになりそう。

森喜朗、女性蔑視発言で辞任

「女性がたくさんいると会議が長くなる」という発言で、組織委員を辞任。

なぜ男性だと短いのか、ということも知らずに、おみこしの上にいる人らしい発言です。

黙って賛成すれば上に行けるルートに入れてもらえない女性が、正論を言うのはある意味当たり前。

その会議に居る男性は、仮に森さんが妙なことを口走っても、にやにや笑って何も言わないことが一番の安全策。だから会議が短いのです。

結果、橋本聖子さんが新会長に選任。国外に対しては、女性がトップ、という形を示せたことになります。

このあと、過去のトラブルを「私の責任です」という橋本さんの言い方には、かなり複雑な憤りを感じました。前任者の誰が何をどうした、と暴いていってくれてもいいのに、と思いつつ。

開会式や閉会式の挨拶で、森氏の顔をみなくてよくなったのは、良い点です。また、アスリートらしい内容の挨拶、という印象を持ちました。自分の言葉で語ったのかな。

開会式閉会式の演出の総合統括、佐々木氏が侮辱発言で辞任

なんか、公共のイベント、という感覚をなぜ持てないのかなー、という感想と、あれ?演出チームってどうなってたんだっけ?という疑問。

渡辺直美さんの容姿を侮辱する演出案を出した、というのが原因になります。

何か、お友達で固めた弊害、という気がします。このあとの事件も。

聖火リレースタートも、著名人の相次ぐ辞退

聖火リレーが福島県でスタート。

でも、感染症に配慮して公道を走らない、などの変更も後にあり、さらに、著名人の多くが、主にスケジュールや感染症予防の観点から辞退が相次ぎました。

オリンピックの準備をする組織の数々の不祥事で、ここに参加すること=この人たちのお友達、という印象はつきやすい時期。辞退の理由は普通の表現ですが、結構この裏の理由もありそう。

リオ閉会式演出チームが「排除」された、というコメント

渡辺直美さん関連のごたごたで感じていた、リオチームはどうなった?という疑問に対して、当事者からのコメントが出ました。

延期による仕切り直し、ということでいったん解散して、また再開の時に連絡する、という電通が、何の連絡もせずに別の演出家をアサイン。

それまでに打診の連絡をしていたのに、返事がなくこの状態。

普通の社会人としてアウトなやり方です。

その後、再び就任要請はあったようですが、既に企画は進んでいる状態、途中参加では責任も取れない、と悩みながらの事態、というのがコメントの内容です。

一貫した「仲良しがみんなで五輪を食い物にする」というコンセプトでまとまりそうな話です。これまでの不祥事も。

無観客決定

原則無観客ということが決定。自分はチケットに申し込みなどはしてなかったので、特に被害はありませんでしたが、そもそもチケット申し込みサイトの脆弱な作りから、今回のドタバタは見えていたのかもしれません。

それにしても新東京国立競技場のシートの色。通常一色や、エリアごとに色分け、というのが多い中、バラバラに色々な色が配置され、結果として無観客っぽく見えない、というスマッシュヒットな出来事もありました。

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画像:ライブドアニュースより、茶、緑、白、ベージュ、薄緑がランダムに配置された座席の写真

小山田圭吾氏辞任

過去の自身が起こしたいじめを語った記事が明らかになり、楽曲提供をしていたが、辞任。

いじめ、ではなく、犯罪です。いじめ、という単語が気にくわない。子供がやっても犯罪は犯罪。なぜ、危害を加える側の人権が、被害者より優遇されるのでしょうか。この国は。

ほかにも、公式文化プログラム出演予定者の過去の所業での辞任、小林賢太郎氏のホロコーストを揶揄した作品を作ったことによる辞任、竹中直人氏の障害者から講義を受けたネタを演じていた過去を理由にした辞任。

ちなみに小林賢太郎氏の過去の事例について、正確な情報を解説してくれている記事がありました。自分も報道の切り取り部分を信じてしまい、反省しています。次のリンクも是非ご覧ください。

人間、生きていれば間違いを犯すことがあります。単なる注意不足ではなく、認識不足、学習不足、なども含め。でも、正しいことを知ったら反省して改めれば良いのです。小林賢太郎氏はそれを踏まえた活動をしていました。それで許されるかどうかは当事者次第。ちなみにイスラエルはそんなことで怒ったりしないよ、とは表明してましたが、他の方々は許してはくれなかったようで。

でも、実際反省もしてない、という人はまずい。また、過去の事実は今回のように当事者以外が指摘するという風潮も含め、公的なイベントに起用される人は、しっかりと確認をして資質に問題ないかを確かめるのが組織の仕事。

また、本人と作品、ということの切り離し・同一視、の問題は結構難しい。でも、公的資金を責任もって使う立場の人は、そういったところもケアしないといけない時代になっているのです。

ちなみに、すぎやまこういち氏の日ごろの発言も結構とんがっていますね。彼は大丈夫で、他の人がダメ、という線引きも難しい。

さて、そろそろ試合が始まりそうですね。

続く。



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