英語を使って世界を広げる15〜メンターの存在意義〜
これまで英語の各技能を磨く方法についていくつか紹介してきました。
しかし、何より大切なのはは”自分の夢=目標設定”です。
その目標設定の手助けになるのは、メンターやモデルとなる人物ではないでしょうか?
そこで今回は私がメンターやモデルとしている人物について紹介したいと思います。
1、強烈に憧れた最強通訳
まず私が最初に英語学習に目覚めたのは、講師のイギリス人と話したいということと、その通訳をしている方に憧れたことがきっかけです。
高いサッカーの技術、流暢な英語、丁寧なコミュニケーション、周囲からの信頼。どれをとっても私がこうありたい!と思っていた理想の存在でした。
当然、講義を受ける度に勉強方や英語の表現方法など様々な質問をし、彼から多くのことを学ぼうとしました。
ただ彼の影響力はそれだけに止まらず、英語学習を継続する上で最も重要なタイミングで強力な効果を発揮します。
それは、
【苦しくなった時、挫折しそうな時に、その教えが頭に浮かんでくる】
というものでした。
私自身が彼の教えを意図的に思い返そう、使ってみようとしたこともありましたが、ここぞというタイミングでは、勝手に出てくるのです。
しかも、昔学校の先生に言われていたような内容だったとしても、やはり憧れた彼からのメッセージとして、脳内に浮かび上がってきます。
私もそうですが、多くの人は自分1人の力で何かをなし遂げる、継続する事は難しいと思います。
忘れたり、挫けたり、苦しくなる時があると思います。そういう時に助けになるのは、
【本気で憧れた人物】
ではないでしょうか?
出会いは運による部分がありますが、そんな人物を探すことも英語力を高めるために必要な要素です。
私にとって最強通訳の彼と出会えた事は大きな幸運だったのだと思います。
2、自分の理想を生きる人物
次に私のロールモデルについてお話しさせていただきます。
英語学習を始めた当初、私のロールモデルは
“Jose Mourinho(現トッテナム監督)”
でした。
当時、ヨーロッパの名だたるクラブをマネジメントし、何度も頂点に輝いた人物で、トッププロの経験がなく、勉強家だったことや、家族に見せる父性に魅了され、ロールモデルにすることにしました。
このロールモデルを使った勉強は少し変わっていて、彼の本や映像を見て、彼の話す英語を学ぶ事は当然。
それだけでなく“彼の仕事=私の将来の仕事”
と捉え、
【彼がどこで、どの様に英語を話すかを妄想し、その英語を作って話す】
というちょっと変態的な勉強をしていました笑
つまり、家の中で1人で英語の記者会見をしたり、英語の指導のリハーサルをしていたということです。
一見危ない人間に見えるかもしれませんが、この方法は様々な効果をもたらします。
①理想の自分だから楽しい
②わからない単語を一度にたくさん覚えられる
③実際に近い将来起こり得ることのリハーサルになる
③に関しては、私はサッカーの指導のリハーサルをしていました。
この時点で、実際に数年後にオーストラリアでやるような英語指導を、かなりリアルに再現していました。
その結果、現地に飛んだ翌日からクラスを受け持つことになっても、何の問題もなく対応できたと思います。
ちなみに、考える順番は①から順番です。
なぜなら、
【理想から考えた方がモチベーションは高まる】
からです。
前にも何度も述べましたが、脳は楽しくないと力を発揮しません。
どうせ妄想です。思いっきり楽しい妄想にして、そこに関する英語を覚えれば、どんどん身につくのがイメージできますよね?
でっかい妄想をしましょう!
3、英語学習と他の能力を全て目標にリンクする
さて、最後はここ数年メンターにしている人の話になります。
その人からは、
【目標設定の理論と実践法】
を教わっています。
ここで学んだ重要な視点は、
【あくまでも英語はツールのひとつである】
ということ。
つまり、英語学習だけでは望む世界へは行けないということです。
例えば、”英語を話せるようになって、海外勤務する。”という目標を立てたとします。
しかし、英語のレベルを上げるだけで本当に海外勤務に行けますか?
その事業に必要な仕事のスキルは?
既成概念に捉われず柔軟に行動できるか?
あなたの意向を踏まえて人事を調整してくれる上司はいるか?
などなど、越えるべきハードルはいくつもあります。
そのハードルを明確化して、期日までに越えるための目標設定や実践をサポートしてくれているのが、3人目のメンターです。
彼のおかげで私自身ここ数年、いくつも目標を達成してきており、徐々に自分の理想に近づいている実感があります。
このハードルの明確化という作業は、英語を学び身につける上で押さえておくべきポイントです。
みなさんの目標は、
英語は話せるようになりたい。
でも私生活と仕事で英語はいらない。
とはなっていないですよね?
※そういう方もいるかも知れませんが。
あくまでも
【英語はツール】
それを使って目標を達成するアプローチ方法は学んでおく必要があると思います。
以上3名が私のメンター、ロールモデルになります。
尚、ロールモデル以外の方の個人名等は、ここでは記載を控えさせていただきます。
今回はメンターとロールモデルの存在がどの様な影響を与えるかについて書いていきました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?