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ヒューマンエラーの発生

冬眠を見越して、小さなメダカは少しでも体力が付くように、脂質の多い餌を新たに購入した。

今までの餌よりも高級な餌で、メダカ達がすくすくと育ってくれる事を願って早速餌をあげることにした。しかし、事故はそこで発生したのだ。

普段の餌とは異なり、袋タイプの餌で餌の粒一つ一つが細かった為、一度に大量の餌が鉢の中に入り込んでしまった。水面一面に餌が広がってしまい、すごく焦った。ひとまず水面に広がった餌を取れる分は柄杓ですくい上げる作業に徹した。しかし、小さな粒は底や鉢の側面にまで散っており、かなり対処が難しい様相だった。

柄杓や網、ピペットでなるべく取り除ける餌を取った後、1/4ほど水を換えて様子を見ることにした。何度か様子を見ていると、私が取り切れなかった鉢の側面部分はメダカが食べており、気付けば側面は綺麗になっていた。しかし、これはメダカにとって満腹という概念がなく、あればあるだけ食べる事が出来る体の仕組みだからだ。場合によっては消化不良で亡くなってしまうこともあるため、今後の経過観察が重要である。

翌朝、少し風が冷たく感じ、メダカ達も底でジッとしていたり、あまり活発に動いている様子がなかった為、昼の暖かくなった時間に餌をあげる事にした。
昼、暖かくなっていたため餌をあげてもあまり食付きが良くなかった。しかも、ほとんどのメダカにおいてその現象が現れていた。調べると、この現象は水質悪化が原因で起こっている可能性が高い事が分かり、すぐさまカルキ抜きと水換えセットをホームセンターで購入して、水換えを行った。(今までは、ほとんど水足しと屋外に1日水道水を放置したもので過ごしていた為)

ただのカルキ抜きではない、エラ保護成分配合の良いカルキ抜きを購入した。この1〜2日バタバタの鉢の中を荒らしてごめんなさいという私の思いがこの良いカルキ抜きを買う動機となった。

やはりメダカが活発でなかった要因は水質であったみたいで、水換えを行った後、徐々に活発に行動し始めた。餌をあげたい気持ちは山々だが、色々ガチャガチャとさせてしまった為、明日は餌をあげることを見送る予定だ。
そして臆病なメダカは私が鉢にやって来ると動きを止めてしまうようになった。また関係性の修復がここから始まる。

本当は論文を執筆しないといけないのに、私のヒューマンエラーにおける餌ぶちまけ事件によってとてもハラハラしながら過ごしていた。今度からカルキ抜きはよく活躍してくれそうだ。

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