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初めての赤虫

我が家のウーパーさんは、今までザリガニの餌を食べていた。
しかし、45cm水槽に引っ越した事もあり、成長に伴い身体が大きくなることを懸念する必要がなくなった為、少しずつ栄養のある餌を与えていこうと考えた。

まだウーパーさんは関西に来て間もない為、まだしばらくは今まで食べていたザリガニの餌を与える予定だ。しかし、ちょっとでも栄養のあるものを食べて欲しい気持ちや少しずつ餌を変えていきたい考えから、週に1〜2回は赤虫を与えようと考えた。

赤虫はユスリカの幼虫で栄養価が高く、ウーパールーパーを始め、熱帯魚、メダカなど様々な生き物が食べることの出来る餌だ。餌としてもかなりポピュラーなものであるため、ホームセンターにも冷凍アカムシが普通に売られている。

ウーパールーパーが小さい頃は人工飼料を食べない事もあり、そのような時には赤虫を与えると良いと言われている。赤虫は元々自然界に存在していた生き物であり、ウーパールーパーにとっても嗜好性が高く、タンパク質も豊富だからだ。
身体が成長するに従い、人工飼料を食べるようになるそうだが、それも個体差がある。ちなみに私のウーパーは元々ザリガニの餌のみで飼育されていた為、人工飼料は問題なく食べるだろう。

私自身、メダカの餌も人工飼料であった為、初めての活餌に少しドキドキしながらウーパーに赤虫を与えた。

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当初はウーパーも初めて食べるものであった為、今まで食べていたザリガニの餌のようにすぐに食べることはなかった。しかし、少し時間を掛けて見ていると、食べている様子が観察できた。

残った赤虫はメダカに与えようと、冷凍赤虫を1キューブ解凍した。しかし、結果としてはメダカに与えた後でも半分以上解凍した赤虫が残ってしまった。
ウーパー自体、もう少し食べるものだと考えていたが、初回赤虫という事や、食事の前後に少しウーパーを脅かしてしまう事件を私が起こしたりと、あまりゆっくりと安心して食事を出来る環境ではなかったことが原因だろう。
メダカに至っては、赤虫のサイズがメダカが食べるには少し大きく、大きいメダカは食べれても小さなメダカが食べるには一苦労、という印象だった。ましてや段々と寒くなっているこの時期に、無理に赤虫を与えても消化不良を起こすだけなのだ。

赤虫の与え方について、研究する必要があると感じた。

午後、ウーパーの水槽を見てみると、彼も珍しく私の方を見た。目が合って、嬉しいなと感じた瞬間に、水槽にウーパーのコロッとした糞があることを発見する。
今日、赤虫を与えたおかげなのか、今まで小さくて細かい粒状だった糞がコロッとした固形の糞になっていた。元々胃腸が弱いウーパーであるが、こうして糞が出るということは調子の良い証であるように思えた。あまり赤虫を食べていない様子だっただけに、嬉しい体験だった。

メダカは午前中に赤虫を与えたものの、小さなメダカには行き渡っていない様子だったので、午後に少しだけいつも与えている人工飼料を与えた。

次は冷凍赤虫の解凍する量を半キューブにして、メダカに与える前にはハサミなどで細かく砕いても良いかもしれない。

餌一つでもここまで考えるのか、と思うと生き物は奥が深くて面白い。まだまだ環境に慣れない部分が多いウーパーだと思うが、こちらも彼の様子をゆっくりと見守りたい。

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