第83話あとがき 制作はエンタメ

すっかり寒くなってきましたね。
仕事帰りに走っている私も、コート問題が深刻になってきました。
コンパクトに収まるコートと、ランニングザック、仕事中でも使えるカラーリングのランニングシューズが早急に必要です。
必要なのはわかっているのに、それを吟味しに行く時間と買うお金がない。
私の帰宅ランニング存続の危機に瀕しています。
まあ、そしたらこれまで通り朝走ったりすればいいんでしょうけど、実は今、もう一つの試みをしていまして、それは制作活動の方の仕事は午前中だけでやる、というものです。毎日8時半から13時くらいまで制作をして、お昼を食べ、時間があれば運動し、夕方の書店バイトに行く、という流れを作ろうとしています。これは、日によってバシッと成功する時があって、そんな時私は、なんて有効な時間の使い方をしたんだろう、と万能感に浸ることができます。このリズムを確立したいので、できれば夜走りたい。
制作と書店員の仕事内容のバランスもいいです。制作は、なんというかずっとモヤモヤし続ける作業なんですよね。スカッと終わった！っていう瞬間は脱稿時くらいしかなくて、それまでは苦しく走り続けている長距離マラソンです。それに比べて、書店員のレジ打ちの仕事は、一人一人のお客さんのご要望を聞いて、こなしていく度に、スカッ、スカっとしていて短距離走です。1日の前半で溜まったモヤモヤを解消するかのようにスカッ、スカッと書店員バイトをしています。き、気持ちいい…！！以前は、休憩しながらテトリスとかやって味わっていたストレス解消法を、仕事として、お賃金いただきながらやってる訳です。このリズム、維持したい。
と思うのだけど日々忙しい。何かと用事が入って、バイトから帰ってきても仕事が残っていたりすることもしばしば。これから年末に向かってさらに忙しくなることでしょう。こんな中で、昼間にランニングを捩じ込むことができるのでしょうか？
今日だってさて仕事するか！と勇んで喫茶店にきて、これを書いていたのですが、病院の予約を忘れていたことに今しがた気がつきました。
そういえば、娘の習い事の練習もさせなければいけないし、そもそも娘の宿題しない問題を夜ワンオペの夫に丸投げ状態です。ああああああ。てんてこまい。そうこうしているうちに12月の忘年会の予定が続々入ってきて、おや？私人気者だな？とか思ってる場合じゃないんだけど。
でも20代くらいの私なら
「だめだ、もっとぼーっとする時間がないと生きていけない…」
と思っていたのが、ずいぶん元気になりました。20代の頃は本当に、ぼんやりする時間が必要でした。

今回はそんな20代の私がぼんやり生きていた頃のお話。