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冷静と情熱のあいだ

忘れられぬ人と、別れる前に交わした約束。

辻仁成さんと江國香織さんが下北沢で意気投合したことで、企画されたこの小説。


辻さんは順正の立場から

江國さんはあおいの立場から

それぞれ綴られています。

順正にとって祖父とあおいは、心を許すことが出来る貴重な存在。

また母のように慕っている人との関わり。


フィレンツェとミラノの街並みを思い浮かべなから…

小田急線梅ヶ丘駅、成城大学は辻さんの想い出の地なのでしょうか?


5/25は、あおいの誕生日。10年前に交わした約束…。

そして私におきましても、父方の祖母の誕生日でもあります。

大好きだった祖母にもいつかまた会える…毎年この日が来ると強く思い出すのです。


青編、赤編ともに読み終えた後に映画をご覧になうことをお薦めします。

ミレニアムの頃、20代、30代だったあなたに是非読んで頂きたい一冊です。

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