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東京海洋大学ー編入体験記

 高専から東京海洋大学に編入することになった私だが、私の高専から東京海洋大学に入っている人は少ないため、在学中の先輩は1人もいなかった。また、合格者の中にも知り合いは1人もいなかったため、大学生活に絶望していた。

 そのため、編入する不安は人一倍大きかった。最終学年の高専生活は毎日が天国のように楽しかったため、本当に卒業したくなかった。

 今の慣れ親しんだ環境から卒業する悲しみと、新天地への不安ですこしネガティブになっていた私は大学生活の目標をいじめられないことに設定していた。

 友達なんかできるわけがないし、3年生から急に入ってきたやつが調子に乗ったらいじめられる。だから、東京では一緒に上京する友達としか遊べないと思ってた。

 そんな不安は一瞬で解消された。編入して早々、同じ編入生であるN君と仲良くなれたのだ。
 東京海洋大学の海洋工学部ではそれぞれの科の編入生の数が少ない。僕が入った流通情報工学科はN君と僕の2人だけだった。お互い高専生ということもあり、すぐに共通点を見つけて仲良くなれた。

 さらに、科の人たちと打ち解けるのも早かった。これは東京海洋大学に編入して良かったと思える点である。

 なんと、4月に2泊3日で、船上研修があるのだ。これが非常にありがたい。船の中という限られた空間で、一緒に作業をすることで、自然に会話するきっかけが生まれる。編入してすぐにこのような学校行事があるおかげで、学科の人たちに自然に受け入れられた。

 僕たちの時は特に学科の人たちが優しかった。自由時間の時に遊びに混ぜてくれて、人狼ゲームをしたり、船で釣りをしたり本当に楽しかった。感謝しかない。ありがとう。

 学科の人たちは僕たち編入生のために、編入生歓迎会を開いてくれた。僕は本当にうれしかったので、調子に乗って出された酒は全部飲んだ。その結果、記憶を飛ばすほど酔っぱらってしまった。それまで一度も話していない、学科の人の頭にソースをかけ、後日キレられたのはいい思い出だ。

 キレられたときに、ソースをかけた時の記憶がなかったため、知らない人からブチギレられて、ただただ怖かった。

 そんな、ソース君とは今日も一緒に昼飯を食いに行くぐらい仲良くなれた。ただ、時々思い出して怒られる。

 ハチャメチャなスタートだったが、今では学科に馴染めてると思う。

 そろそろ、急がないと学科の人たちと花火を見に行く予定に遅れるのでここらへんで今日は終わる。

カメ



 東京海洋大学編入後の就活について少し書いた。
 就活は心配ないよってことが書いてある。
 気が向いたら読んで。

サポートされた暁には、しっかりと喜ぼうと思います。 普段飲む牛乳のランクを一つ上げます