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社史を書いてみる #0

社史っていいですよね。というとそれほど共感してもらえなかった経験があるのですが、製造業の多い富山県にあるとコンベンションで工場見学等で協力をいただく機会もあって、その時に会社の展示を拝見することがあります。

解説付きなので、その会社の物語が詰まっていて、とても魅力的なんですよね。

先日、テレビ番組で中川政七商店さんの特集を拝見しました。ここでも会社の歴史を保管展示していることが紹介されていて、いいなぁと思ったんです。

特に物理的なものがある場合は、伝わりやすい。100年前の〇〇とか、なんかいい。

物がなくても物語はある

私たちはものを持たない。なんか難しいなって思いました。手触り感のある物はないんだから。ナレッジだけで事業をやっている。ちょっと寂しい気もしますね。だけど、物がなくても物語はあるわけです。

エポックメイキングな出来事や、なんでもない日常や、驚きの出来事や、面白い出来事。失敗したことや悔しい思いをしたことも。そして、今に伝わる大事にしたいと感じることも。

営業先での部下の一言

私はこの会社に入社して約20年。会社の初期を知る数少ないメンバーです。営業のシーンで、会社概要をご説明する時、なぜ広報計画やデザインをやっていた会社が、全く畑の違うコンベンション事業を始めたのかをお話しすることがあります。

ほとんどのお客様はその話をすると、なるほどねって納得されます。当社の歴史を知り信頼をもってくださるわけです。

終わった後に、同行した社歴の短い社員が「会社のことがよくわかりました」と言ってたんです。そうか、社内でこの会社の成り立ちや物語を語ることはそれほどないなって。

順番に振り返ってみるのもいいかもしれない。

私は過去と未来でいうと、未来ばっかり見ている人間です。ストレングスファインダーのトップが未来志向で、ビリから二つが過去時制と言われる原点回帰と適応性。ストレングスファインダーコーチの方に教えてもらえました。大変珍しいと言われたんですね。

あー、確かに。過去はほぼ気にならない。

引きずったりもしない。自分や他者の過去をそれほど気にしない。いま、あなたが何を考えているか、どうしたいかの方が大事で、これまで何をしてきたかをそれほど気にしていない。

これはこれで悪くない。けれど、人にも会社にも地域にも物にも、様々な歴史はあって、その積み重ねが、今のそれを使っているのが、紛れもない事実なわけです。

ですから、順を追って振り返るのは悪いことじゃない。今をつくる過去を振り返ってみたくなりました。そこで、社史みたいなもの書いてみたいと思ったんです。

さて、続くかどうか。

けど、結構、面白い会社だと思うのです。ちゃんと今をつくっている過去があると、ふわっと考えただけでも思い浮かんでくるので。もちろん、よくないところもある。

時間はみんなに平等である。

時間だけは万人に平等に与えられていて、ゆえに簡単には追いつかないし追い越すなんてことはできない。そういうものは他にはない。会社にもそういうものがあると思ってます。だから、ちょっと振り返ってみたいと思います。

という、イントロまで。つづきはまた今度。

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