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つづきものエロ小説(18禁)

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2話以上にまたがるエロ小説は、読みやすいようにこちらにまとめます。
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#セックス

ホラー官能小説:百目(ひゃくめ)【1/7】

【1/7】 【2/7】 【3/7】 【4/7】 【5/7】 【6/7】 【7/7】 ■ 「だめだよ…………ほんと。だめ。見てるんだから」そう言いながらも鳴門さんはうっとりと した目で僕に振り返り、厚めの唇を半開きにしている。「お願い、ほんと、見てるんだから……ねえ……そんなの、だめだよ」  そう言って僕の膝の上で裸身をくねらせる鳴門さん。 「……見せてやりゃあいいじゃないですか」  僕はそう言いながらも、膝に抱えた鳴門さんの内股に自分の膝をこじ入れ、太股を大きく開い

ホラー官能小説:百目(ひゃくめ)【3/7】

前回【2/7】はこちら 初回【1/7】はこちら ■  部屋中を新聞やシーツやタオルで覆ってしまうことの意味は、よくわからない。  でも、そうすることによって、鳴門さんはますますエッチな気分になるようだった。  僕は何に対しても、ややこしい細かいことは考えず、実を取るタイプだ。  だから別に、彼女の変なこだわりのことは一旦頭の隅に追いやって、セックスに集中することにした……  というか、鳴門さんの積極姿勢に身を任せていただけだったけど。  鳴門さんは僕の口の中で激し

ホラー官能小説:百目(ひゃくめ)【7/7】

前回【6/7】はこちら 初回【1/7】はこちら ■  幸いにも、僕は正気を失うことは無かった。    それどころかちゃんとセックスを最後までやり遂げた。  僕と鳴門さんの体じゅうに出来た、無数の充血した目に見つめられながら。    どうなんだろう……?  僕は人より図太いのだろうか?    少なくとも、鳴門さんのはじめての相手より図太いのは確かだ。   「見てないっ………? 見てないよね………?」目かくしをされた鳴門さんは同じことを繰り返し続けた。「誰も……何も見て

セルジュの舌/あるいは、寝取られた街【9/13】

前回【8/13】はこちら 初回【1/13】はこちら ■  翌週の月曜日、担任の江藤が学校に復帰した。  あの黒い服のハゲ頭が予言したとおりに。  江藤は和男の葬式にすら、顔を出していなかったのに。 「みなさんおはようございます。ちょっと体調を崩しちゃって心配かけちゃったけど、みんなは先生に会えなくて寂しかったかな? ……わたしはみんなに会えなくて、とっても寂しかったよ。教師になって2年目でこんなことを言うのはちょっとおこがましいけど……やっぱり教師、っていうのはわたし

大きくて、固くて、太くて、いきり立つ魔法【1/5】

■  今にはじまったことではありませんが、夫は、アホです。  今回も、すごくバカなものを買ってきました。    ものすごく、アレが大きくなって、長くなって、太くなって、固くなって、カリ…っていうんですか?……それが高く(高くなる、という意味がわかりません が)なって、持続力がついて(長いこと入れたり出したり入れたり出したり……ができるようになる、という意味だそうです)、しかもアレの温度が熱くなるサ プリだ、っていうんです。  温度、熱くなってどうなる、っていうんでしょ

大きくて、固くて、太くて、いきり立つ魔法【2/5】

前回【1/5】はこちら ■  てかまあ、わたしはフェラチオ……いや、ちょっと表現が下品でしたね……をしたわけです。  その、お口でした、ってことです。  そっちのほうが、いやらしいですか? ……まあいいです。  とにかく、わたしは吸い付けられるみたいに、夫の前に跪いていました。  アレが……カチンカチンすぎて……ってか大きくて、長くて、太くて、固くて、カリ……っていうんですか? ……そ れが高くなってて……、もうヤバいくらいだったから。  あの、夫が買ってきたバカ

実録:某一流企業の私設売春クラブ【1/3】

本作品は当方に寄せられた告発者の証言に基づくノンフィクションですが、登場する企業名や個人名、地名などは可能な限り曖昧にしております。 ご了承ください。 **********************************  今からお話しすることは、すべて事実です。  これはわたしがか勤めていた、ある有名な損害保険会社で体験したことです。  体験していた、というか……わたしが関与していた、というか……  わたしが勤めていたのは、有名な損害保険会社です。  とても、とても

実録:某一流企業の私設売春クラブ【2/3】

前回【1/3】はこちら ■  ずいぶん前置きが長くなってしまいました。  ようやくこの企業の私設売春クラブの話です。  とりあえず、わたしがそれに関わることになったきっかけについて話しておきましょう。  これまで申し上げてきたように、わたしの勤めていた会社は、実に有名な、有名な、有名な、日本でも有数の損害保険会社でしたが、その内情はまるでソドムとゴモラでした。  先述しましたが、わたしを含め同期でほぼ数名の女子を除き、ほぼ太いコネで入社しています。  しかし、私を

屋上で上司と未来のないセックスをしていたら【後編】

【前編】はこちら ■ 「なっ……なにするんですかっ!!」 胸倉をつかまれた自殺志願者くんの顔は、ますます真っ青だ。 「うるせえっ!!! チンコ出せっ!!」 「なっ…………?」  わたしは呆然としている彼をフェンスに突き飛ばすと、ズボンのベルトを外してチャックを降ろし、パンツと一緒にズボンを引き下ろした。 「なんだよこのフェニャマラはよ?? これで生きてるって言えるのかテメエっ!」 「だ、だから僕はいま、その、これから死のうと……あうっ!」  ふにゃふにゃの

実 在 少 女 【4/6】

前回【3/6】はこちら 初回【1/6】はこちら ■ 「……脚を開け!開けったら!!」   「いやっ……待って……ちょっと待ってよっ………!」  高野くんのコーフンっぷりはすさまじかった。  あたしのパンツを引きちぎったうえに、あたしの両膝を掴んで必死に左右に開こうとする。  あたしは抵抗した。全力で力を込めてふんばった。  ちらりと高野くんのアレに目をやると、もうコンドームがはじけそうなくらい大きくなっている。  ああ、すごい……頭がくらくらするくらいのコーフ

実 在 少 女 【6/6】

前回【5/6】はこちら 初回【1/6】はこちら ■ 「……阿部先生とあたし、どっちがフェラうまいだろうね?」 「………………」  高野くんは真っ青になって、目を見開いている。  もっとイジワルをしてやりたくて、あたしは続けた。 「……ねえねえ、阿部先生には、高野くんから声をかけたの? ……それとも高野くん 、阿部先生にムリヤリ犯されちゃったとか……?」 「………う………」  言葉が出てこない様子だ。 「最後までやっちゃってるの? ……いつも、学校のどこ

午 前 1 時 、 特 盛 の 女 【 後 編 】

【前編】はこちら ■ 「は、はいっ!」  慌てて立ったのでいきなりコケそうになったが、女の後を追う。  女が先にトイレに入り、肩越しに俺に振り向く。  ドアが閉じられそうになったので……ほぼ閉じつつある岩のシャッターのなかに飛び込むインディ・ジョーンズのような勢いでトイレに飛び込んだ。 「はむっ……」 「んぐっ……」  いきなり抱き合って、激しいディープキス。  女は牛丼の特盛を、俺は牛皿定食を食べた直後だったので、お互いの口の中は甘辛く煮た筋っぽい牛肉と玉ね

ホ ラ ー 官 能 小 説 「 電 動 」【1/4】

以前 ↓ この回で取り上げた映画にインスパイアされた作品です。 ■    たぶん、この話を聞いたあなたは、わたしの頭がおかしいのか、それとも単なる色情狂なのかと、そんな風に思われるでしょうね。  それでもわたしは構いません。  わたしはもう、あの主人が亡くなって以来、わたしを責め苛んできた、この出来事を自分の中だけに止めておくことができません。  いいですか? ……これからお話することは全て真実なのです。  あなたが信じようと信じまいと、これはわたしが体験したことであ

時代劇キャラのエロ属性について【中編】

 鬼畜インチキ時代官能小説『手籠め侍』箸休め企画第2段。  時代劇に登場しがちな女性キャラクターたちは、なぜ時代を超えて今日に暮らす我々の浅はかな下半身に訴えかける普遍的なエロ性を持つのかを考えるこの企画。  ↓いまいち不評のようだが【前編】はこちら。  さて前回は「町娘」と「武家の妻」について考えてみたのだが、やはり時代劇といえばこれを抜きには語れない。 ■花魁  花魁はつまり、いわゆる性を売る職業の女性たちだ。   まあ名取裕子主演・五社英雄監督の「吉原炎上」