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NVIDIA FY2025 1Q決算カンファレンス Q&A①

NVIDIAの決算カンファレンスの質疑応答を関西弁でお伝えします。
まず第一弾です!


質問①新製品ブラックウェルの出荷について

ステイシー・ラズゴン**(バーンスタイン社)
こんにちは、みなさん。質問受けてくれてありがとう。最初の質問なんやけど、ブラックウェルが今フル生産に入ってるってコメントについて詳しく聞きたいんや。それがサンプリング段階を過ぎたってことは、出荷や納品のタイミングについて何を示唆しとるんや?もしそれが今生産中ってことなら、実際に顧客の手元に届くんはいつ頃なん?

**ジェンセン・フアン**
うちらはもうすぐ出荷始めるで。実際には、ちょっと前から生産始めとったけど、Q2で本格的に出荷始めて、Q3でさらに増やして、Q4には顧客のデータセンターが稼働するはずや。

**ステイシー・ラズゴン**
わかった。今年中にブラックウェルの収益が見込めるってことやな?

**ジェンセン・フアン**
そうや。今年はブラックウェルの収益が大きくなるで。

質問②新製品ブラックウェルへの移行のハードルについて

**ティモシー・アーキュリ**(UBS)
ありがとうな。ジェンセン、ブラックウェルとホッパーの展開について聞きたいんやけど、システムの性質やGBに対する需要を考えると、これらの展開はどう違うんや?液冷の大規模な導入はこれまでやったことなくて、ノードレベルやデータセンター内でのエンジニアリングの課題があるんや。これらの複雑さが移行を長引かせることになるんか?どう考えてるん?

**ジェンセン・フアン**
ブラックウェルには多くの構成があるんや。ブラックウェルはGPUやなくてプラットフォームやねん。このプラットフォームは空冷、液冷、x86とGrace、InfiniBand、そして今ではSpectrum-Xと非常に大きなNVLinkドメインをサポートしとるんや。既存のデータセンターに簡単に移行できるよう設計されてるんや。H100からH200、B100に簡単に移行できるんや。ブラックウェルシステムは電気的にも機械的にも後方互換性があるんや。そしてもちろん、ホッパー上で動作するソフトウェアスタックもブラックウェル上で素晴らしく動作するんや。うちらはエコシステム全体を液冷に備えさせる準備をしてきたんや。エコシステムにブラックウェルについて長い間話してきたんや。CSP、データセンター、ODM、システムメーカー、サプライチェーン全体、冷却サプライチェーン、データセンターサプライチェーン、誰もがブラックウェルの到来とその能力に驚かないやろ。Grace Blackwell 200はめっちゃええもんになるで。

質問③売上の伸びは、本当に需要の伸びなのか?

**ビベック・アリ**(バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ)
質問を受けてくれておおきに。ジェンセン、製品の利用が十分にされていることや、供給の厳しさや競争などの要因で前倒しや在庫保持行動がないことをどうやって確認しているんや?要するに、強力な出荷成長と同じスピードで、収益化が行われていると確信できるとありがたいんだが。

**ジェンセン・フアン**

まず、大きな視点から話すな。そんで直接的に質問に答えるわ。すべてのデータセンターにおけるGPUの需要は驚異的や。我々は毎日全力で取り組んでる。その理由は、ChatGPTやGPT-4o、そしてこれからマルチモーダルになるGeminiやAnthropicなど、すべてのCSPで行われている作業が、すべてのGPUを消費しているからや。また、約15,000から20,000の生成AIスタートアップがあり、マルチメディアからデジタルキャラクター、デザインツールアプリ、生産性アプリ、デジタルバイオロジー、自己運転車の運転領域を拡大するためのエンドツーエンドモデルのトレーニングまで、様々な分野に渡る。リストは非常に多岐にわたる。実際に競争してるんや。顧客はシステムを迅速に納入し、立ち上げるよう大きなプレッシャーをかけている。そしてもちろん、今日話ししたのが全部のソブリンAIというわけではないんやで。ソブリンAIは、各国の天然資源ともいうべきデータを使って地域モデルをトレーニングしようとしているで。これらのシステムを立ち上げるためのプレッシャーも大きいんや。需要は非常に高く、供給を上回ってる。長期的には、コンピュータの仕組みを完全に再設計してるんや。これはプラットフォームのシフトや。過去の他のプラットフォームシフトと比較されてきたけど、時間が経てば、これは以前のプラットフォームシフトよりもはるかに深遠であることが明らかになるやろ。その理由は、コンピュータがもはや指示駆動のみのコンピュータではなく、意図を理解するコンピュータやからや。それは私たちの意味を理解し、意図を理解し、推論し、計画し、解決策を出す能力を持っているんや。だから、コンピュータのあらゆる側面が変わり、事前に記録されたファイルを取得するのではなく、文脈に沿ったインテリジェントな回答を生成するようになる。これにより、世界中のコンピューティングスタックが変わるんや。これは、私たちの研究所で進行中のことや、世界中のスタートアップや大企業、開発者と行っていることの始まりに過ぎへん。これは非常に驚異的なもんになるやろ。

質問④新製品が魅力的なあまり、既存製品の売上は落ち込まないのか?


**ジョー・ムーア**(モルガン・スタンレー)
ありがとう。需要がめっちゃ強いって話はよくわかった。H200とブラックウェル製品に対する需要が多いんやね。ホッパーやH100への移行の際に、一時的に止まることはあるんか?新しい製品を待つ人がおると思うけど、それでもH100に十分な需要があると考えてるんか

**ジェンセン・フアン**
ホッパーへの需要はこの四半期を通じて増加してるで。そしてH200やブラックウェルに移行する際、しばらくは需要が供給を上回ると予想してる。みんな自分のインフラを早くオンラインにしたがってるんや。その理由はコストを節約し、収益を上げるためや。できるだけ早くそれを実現したいと思ってるんや。

以上、第一弾でした。
新製品のブラックウェルシリーズへの期待が伺える反面、この需要がどれくらい続きそうなのか、確かめるような質問が多かったですね。

また第二弾も投稿しますので、お待ちください!
(第二弾が気になる方は、ぜひいいねをいただければ嬉しいです!)

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