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トレーナーとお客様の距離感

こんにちは、西村です。
本日はパーソナルトレーナーとお客様の距離感についてです。
この距離感というのはセッション時の空間的距離ではなく、対人関係の距離感のことです。

1対1で寄り添っていく上でお客様に壁を感じられてしまうのは問題ですが、一方で近すぎることでも問題は発生します。学生時代のフィットネスクラブでのアルバイト経験から含めると8年ほどトレーナー業界に携わった経験をもとに整理していきます。

まず大前提としてなぜ適切な距離感を保たないといけないのかというと、私はお客様と対等な関係でいられなくなるからだと考えます。
例えば、お客様と長いお付き合いになってくると贈り物を頂くケースがあります。旅行のお土産にお菓子の個包装1個頂くレベルから高級ブランド品をプレゼントする人もいます。こういった状況が続くとお客様に対して一種の“頭が上がらない”状態になってしまいます。そうなると特定の人物だけを特別扱いしているとあなたを周囲のお客様は見るようになります。この状態が続くとお客様同士での確執やあなたを巻き込んだ騒動に発展する場合があります。
実際パーソナルトレーナーではなくインストラクターさんであったがこういった行為を行っていたことによりレッスンの参加者同士で派閥ができてしまい、派閥同士のトラブルが多発しクラブ側に迷惑をかけたり他のインストラクターさんから白眼視されていました。

お客様相手なので強く言えない気持ちはよくわかりますが、私は店内でのやりとりが会社の規則で禁止されていると説明し断りを入れています(実際フィットネスクラブでは多くの場合こういった規則があります)

お客様との距離感はトレーナー側の一存では決まりません。自分はフラットに接しているつもりでもお客様から一方的に距離を詰められてしまう場面を良く目にしてきました(特に女性トレーナーが被害にあいやすい)
早い段階で断りを入れる、全員に対して同じ対応を徹底する、1人で抱え込まず施設の責任者に報告する、絶対にクラブ外で会わないなど一定の距離感を保つ努力を徹底しましょう。

今回はこの辺で失礼します。

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