SansanのR&D、すごいらしいよ。

ざっくりまとめると

話を聞いてみたい人(学生・社会人問わず)は気軽にMeetyでカジュアル面談しましょう!
半年前(2021年7月)に入社するまで、「SansanのR&Dって名刺のOCRをしている組織でしょ?」と思っていたのですが、色々とやるべきこととやれることがたくさんあり、非常に面白いフェーズです。「それ、早く言ってよ〜」と思いました(元ネタの動画を見てください)

自己紹介

SansanでR&Dの部長をしています。経歴は、メガバンク → 大手医療系IT企業 → 現職のSansanといった感じです。これまで、クオンツ、MLエンジニア、エンジニアリングマネジャー、採用人事、プロダクトマネジャー、事業責任者などを経験し、今は組織マネジメントに専念しています。

参考記事です。


この半年間は、組織マネジメントに専念しています。色々と成果も出始めているようです(自分だとまだ実感はありませんが周りにそう言ってくれる人たちがいます。嬉しいですね)。この半年の経験から私が学んだことのキーワードは、
・ボトムアップの組織
・重要なことを多く発見し、さらに最も重要なことに絞り込む
・重要なことにフォーカスし、解決にコミットし、関係部署と協力する
・コーチング(考えの言語化のサポート)
などがあります。これらについては別途いつか紹介します。
興味があればいつでも気軽にどうぞ。すぐ下のリンクからカジュアル面談しましょう。

Sansanの最近の話

Sansanは東証一部上場の会社です。ミッションは「出会いからイノベーションを生み出す」、ビジョンは「ビジネスインフラになる」。下記の動画は非常にカッコいいのでぜひ。

クラウド名刺管理サービスをイメージする人が多いと思いますが、さまざまなサービスを立ち上げています。例えば、クラウド請求書受領サービスのBill Oneは凄まじい成長をしています。売上がほぼゼロの状態から1年でMRRが3,400万になりました。

これは、「2、3年でIPO企業級のプロダクトをつくれてしまう」レベルらしい。すごい。

Bill Oneの開発組織は「事業成果を最優先に各自が主体的に行動し、成長し、一体感を強く持つ文化」を目指しています。

プロダクトマネジャーを兼任しながら、エンジニアの大西さんが開発組織をマネジメントしています。私はマネジャーとして彼らから学ぶものも多いです。社内イベントで彼らの組織運営についての発表を見ましたが非常に面白かったです。社外公開されないかな〜。(発表内で紹介されていたエッセンシャル思考も良かった )

大西さんとはMeetyで話せるので、エンジニアリング・EM・PdMなど幅広く話を聞いてみると楽しいと思います。彼はあまり対外的な活動をしていないので、本当に珍しい場ですね。

Bill OneとR&DでEMをしている藤井洋太郎さんともMeetyできます。彼とは毎週1on1をしています。私がコーチングしているはずなのですが、1on1を通して私の考えの言語化も進みます。なかなか面白い人です。

Sansanの体制の話。

Sansanはプロダクトがどんどん増えてます。会社として非常に面白いフェーズです。例えば、前述したBill Oneやセミナー管理システムのSeminar Oneなどがあります。個人的には「Sansan名刺メーカー」がめちゃくちゃ面白いです。私は名刺に馴染みが薄いですが、最初見たとき「これはすごい!」と思いました。どのようにすごいかはいつか紹介できたらと思います。

プロダクトを増やす・既存のプロダクトを成長させるために、開発系の組織を技術本部として一つに統合しました。いわゆるマトリックス組織です。今後、人数を拡大したり、成長を支援したり、アウトプット量を増やしていきます。もちろんその結果、アウトカムを増やしますし、同時に生産性の向上にも努めます(良いプロダクトを今まで以上に作らないと)。いつか世界中に拠点を作って世界中から人を集めて世界中で活躍できる人を育てていきたいですね。
(そういうこともあり私個人はまずは「英語でマネジメントができるようになる」ことを今年の目標にしています。)
Sansanはプロダクトがどんどん生まれ、仲間をどんどん集め、さらにプロダクトを生み出していきます。プロダクトを生み出したり、グロースさせたり、ときにはクローズさせたりといった経験を多くの人に積んでもらい、さらに強いプロダクトチームになっていったら素敵だなと思います。

R&Dの話

SansanのR&Dも本当に面白い状況です。私が面白いなと思う点は、
・プロダクトやビジネスにめちゃくちゃ貢献している
・さまざまなプロジェクトがあり、いろいろな技術が使える
・短期的な目標と長期的な目標を分けてOKRに明記しているので技術に投資できる。
・R&Dが主体的にプロダクト発見を行うこともできる。
・自分自身でキャリアデザインができる。
などがあります。これらはプロダクトが多く人数もある程度多い組織で、かつ現場に適切な裁量があるので実現できています。
Sansanは名刺のOCRを開発しているということをご存じの方は多いと思います。前述したとおりプロダクトが増えていき、請求書をはじめOCRの対象もどんどん増えていっています。また、精度の向上も必要になります。なので、技術的なチャレンジが多く、かなりの作り込みが必要です。Kaggle Grandmasterの高際さんもこれらの技術に取り組んでくれています。

少し古い情報ですが、こういう話です。現状はもっと色々とすごいです。

これらにも関連して自然言語処理についての課題も多くあります。OCRした後に必要な項目を抽出したり色々とやりたいことがたくさんあります。特に固有表現抽出の開発については以下の資料が詳しいです。

他にも名寄せやネットワーク分析などなど、特定の技術に関して長期的に投資し続けています。「一度技術に対して投資を止めたら、その技術分野において二度と最先端にチャレンジできなくなる」ということを経営陣も含めみんなが理解しています。
技術だけではなく組織としてプロダクト発見にも努めています。研究開発部の中には「問いをデザインする」ことをミッションにもつ人たちもいます。彼らが中心となってジョブ理論の実践に取り組んでいます。

さらに、各種ABテストや営業分析などデータサイエンスの取り組みも多数あります。営業チームの人々をABに分けて...ということもやっていたり。
ね?面白そうでしょ?

最後に

私は日本に本社があるグローバルテック企業を作って、コンピュータ・サイエンスだけでなく、社会学、経営学、文化人類学、哲学などの専門家4000人くらいを1500万円以上で迎え、彼ら・彼女らとイノベーティブなことにチャレンジしていきたいです。Sansanが10年後にそうなっていたら楽しい。みんなでそんな会社を作りませんか?
将来、Sansanで一緒に働くことに興味が出たら気軽に話しましょう。


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