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東京2020あけましてソーシャルディスタンス

今年は年賀状を出せなかった。

月またぎの連載をやるようになって年賀状を描くのが大変になったというのが大きな理由。やはり原稿を優先してしまうよね。ここ数年は年賀状として描いたものが寒中見舞いになることもよくあった。

漫画家兼イラストレーターという絵を描く仕事柄、年賀状は都合のいい営業ツールでもあったので毎年描いていた。それに疎遠になっている編集部や会社、個人にいいわけなく連絡が取れる手段でもあったので、年賀状を描くこと自体はそんなに悪くないと思っていたんだけど。

ただ今年はいろいろバタバタしちゃって年賀状を出せなかった。図案を作るところまではやっていた、というか印刷さえしてたが、いつのまにか寒中見舞いの時期さえすぎてしまい旬を過ぎた在庫だけを抱えることに・・・

それがこれ

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そう今年はオリンピックイヤーだった。

頭に笠をかぶりバンクシーのネズミの横ではしゃぐ都知事を描いた。まさかそのときはオリンピックが延期になるなんて思ってなかったよね。そんで新型コロナが来て、いろいろ自粛やら大変なことに。せっかくオリンピックのチケット当たったのに・・・旬をすぎたどころの話じゃない。

そんなことを思っていたら、なんだかオリンピックの延期が決まり、緊急事態宣言とやらが出されてから、旬を過ぎたと思っていた都知事がえらく目立ち始めた。ご存知の通り「密です!」てな具合に。

そんなおり、SNSでバンクシーの絵が話題に。

目立つ都知事、そしてバンクシー。

そこで旬をすぎた年賀状を思い出した。ああこれリメイクしてネットで供養しよう。

そしてそれがこれ


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世の中ソーシャルディスタンスでリモートワークでコロナ警察だったりするので、距離はなしてみました。


年賀状との距離の取り方も変えていこうかね。

コロナ以前には戻らない。というか戻る時間なんてないので、前に進むしかないわけで、まあそれならなんか変えながら気楽に進むしかないよね。

まあたまに後ろをちらちら振り返り、出せなかった年賀状の供養なんかをしながら。

東京2020あけましてソーシャルディスタンス。「密です!」コロナはまだ明けないけど、とりあえずいろんなものとの距離の取り方でも考えようかね。

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