思い出の場所、そこで自分に答えたこと
先日、所用で訪れた場所は自分が卒業した高校の近くでした。ちょうどその日が、高校の文化祭の日でした。私は在学時、吹奏楽部に所属していましたが、今もその部は存続しており、演奏会を開催していましたので、立ち寄りました。
演奏を聴き、部員を眺めながら、あそこに座っていた時から、もう25年以上経っていることに時間の流れを感じながら、「あの頃、自分は何を考えていたのかな?」ということを思い出していました。
どちらかというと進学校で、周囲は勉強に熱心でしたが、私自身はあまり勉強に興味を持てずボーっとしているようなタイプだったと思います。今にして思うと、あの頃考えていたことは、「将来何をするのだろう?」、「このままでいいんだろうか?」、「生きる目的って何だろう?」というようなことが主だったと思います。
四半世紀を越えて、「生きる目的って何だろう?」に対する答えは、「利他」、「他人のために役立つ生き方をすること」です。「お金を稼ぐこと」、「出世すること」は手段であり、「利他」に役立てるならば意味はあるが、人生の目的にはならない。
思い出の場所で、高校生の自分の問いに答える、そんな時間を過ごしました。