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「気持ちがええね きれいになると」


鳥取県琴浦町赤碕の「鳴り石の浜」といわれる自然海岸で、60年間毎日浜の掃除を続けている岩田さんという方がおられるそうです。
掃除を始めるきっかけは奥さんの友人が遊びに来る時、きれいな海を見せたいということだったそうですが、以来雨の日も、吹雪の日も毎日掃除を続けておられます。
かつてこの浜は、護岸工事でその大部分が失われました。工事の反対を訴えた岩田さん。なんとか残ったわずかな浜を、大切に守り続けています。毎日掃除を続けていても、どこから来たのかプラスチックなどは拾っても拾っても減らないとのことです。
きっと海上に漂っていたゴミが浜に打ち上げられるからではないでしょうか。ポイ捨てされるゴミが海に流れる限りは、ずっとゴミは打ち上げられるのではないかと思います。しかしポイ捨ては、本を正すと、自分さえよければ後はどうなっても良いというエゴの思いから始まっているのではないかと思います。
でも、毎日掃除をする岩田さんからは義務感というより清々しさや喜びを感じます。岩田さんには海に活かされていることへの感謝や、恩返ししたいという思いがあり、訪れた人にキレイな浜を感じてもらいたいというおもてなしの思い、浜を子供たちに残したいという思いをお持ちのようです。そしてインタビューの中での「気持ちがええね きれいになると」という一言ががとても印象的でした。
※冒頭の画像はイメージ写真です


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