結婚に向かない神経質な女が入籍1年でわかったこと・旦那の良いところ/悪いところ(2/2)
やっほ。青子です!
私は2021年8月27日に15歳上の男性と入籍しました。
当記事は↓前回の続きになります。
今回は結婚してわかったこと・お相手の旦那さん良いところとそうでないところについて書いていきます。
【結婚してわかったこと】
結婚したら周りからは「奥さん」という認識ですが、結婚した実感は最初本当に全然なくて、まぁ紙切れ一枚の契約なので当たり前ですが自分は何も変わらないのが事実でしたね。
4年彼氏だった人が自分と正式に家族になった、と急に言われても「え?旦那?え?」って感じでしたし、それは正直今でも若干あります。他人からそう見られて初めて「そうなんだ‥」という感じで。あの彼氏くんが?夫?え?そうなの?じゃあずっと一緒なの?という感覚が今でも抜けきってないです。ただちょっとずつそうなんだなと実感してきてはいます。が、不思議な感じがまだしてます。この実感ていつになったら当たり前になるんだろう?
全く育ちが異なる他人と家族になることは想像以上に大変でした。それまで実家族以外と生活して来たことがなかった私は、自分の常識が他人とはこうも異なるとは思っていなかったので。
私は自分の常識外の行いをする人間は一切関わりを辞めて触れずに避けて通ってきた節があり(それは実姉であっても)、そこに慣れずにきてしまったのもあります。
しかもうちは旦那さんだけでなく義息子も居たため、私とは全く違う両親の元で育ってきた人(旦那さんは4年付き合いがあったが義息子とは出会って半年くらいでの結婚でしたので)である彼は、私とは"常識の異なる本当の他人"でした。
しかも当時まだ16歳。小さな子供ではないけど、大人でもない。体は私より遥かに大きいし声変わりもしている一見すると成人男性だけど、子供……というのが子を持ったことがない私の中で受け入れられるのがなかなか難しく、慣れるまでがかなり大変でした。
「え!?」と思うところも、それが他所様のお宅の常識であることを理解して自分のものさしで測らないこと。いくら違和感や嫌悪感を覚えてもそれは私の中でだけのこと。他人に押し付けない。そういった処理が何より大事なことを一番学習しました。
上記の他人との常識との違いに神経質すぎるほど敏感だった私は、旦那さんが婚前に言ってくれていた「だらしない自分たちの行いがあったら青子に叱ってほしい」という言葉が猛威を振るい、毎日連日男2人に鬼イライラする夜叉になってしまいました。
"だらしない"の基準が=『自分の常識の範囲外』になっていた私は朝から晩まで二人の行いが癪に障りまくり、毎日毎日旦那さんに注意し、義息子を叱りつけ、最初は優しく言う程度だったのが大きな声で怒鳴るレベルになっていました。
二人の中ではそれまで常識で当たり前だったことなのでなかなか変えられないことを、いきなりやって来た赤の他人が無理やりにでも変えようとしているので「何度も何度も何度も言っているのに……!」を感じることがあまりに多かったことからのストレスでそうなっていったんですね。
勝手に他人様の家に越してきて勝手にやっていたことでしたが、これはとても辛かったし、絶対にこの生活は1年も保たないなと思っていました。(なので1年後この家に居ない想定で色々決めて日々暮らしてましたw)
他人を変えるより自分が変わらないといけなかったんですが、当初はわからなかった。そして、私の親は私を何度も叱ってくれていましたが、いざ自分が毎日の生活で行っているとこんなにもストレスがかかるものなのだと知りました。(私の場合自分のエゴでしたが)
当然ですが、カップルでも夫婦でも家族でも何でも「私の感情を気づいてよ」な、"察してちゃん"は絶対に関係が破綻します。
旦那さんとは付き合っているころからなるべく不満をお互い言い合っていましたが、結婚したあとで多くの人がなぜこれを出来なくなってくるのかがわかってきました。
理由は『シンプルに億劫』『ぶつかるのがしんどい』これらだと思います。
「言いたいことあるけど、面倒だからいいや……」でわざわざ不満を口にするのが嫌になってくる。相手への情が薄まるとそのためにパワーを使うことが億劫になってくる。もう何度も伝えたつもりだけど、またこれ……と思うともう口にするのが腹立たしい。そんなところでしょうか。
なので、「私の今の感情を気づいてよ」のフェーズになっていく。相手はエスパーでも何でもないのでもちろん察することは稀。そしてどんどんもっと嫌になっていく。そのループです。
でも体力を消耗してもなんでも、言葉に出して言ってみないと現状は変わらないし、人生単位で効率が悪い。なので細かいことでも、できれば対処法や代案を一緒にプレゼンする形で何でも話して歩み寄っていくことが大切だなと思います。
【旦那さんの良いところ・良く無いところ】
これ書くならお前自身のも書けよって感じなのですが、長くなってしまうので……。
一緒に住み始めて改めてわかった彼のことを書かせてください。
■良いところ
彼は年齢が離れている大人であり、人生の先輩であり、なおかつ結婚2周目のバツイチ。酸いも甘いも知っているので基本つまらないことで怒らないし、感情が高まらない。基準がスーパー温和設定の人です。
付き合っているころからこれはすごく私にとって有り難いことですが、結婚してから更に有り難いなと思うことが多いです。なぜかというと私は感情ブレブレ未熟人間なので……。こちらがギャーギャーしてもそこまで動じないことがすごく有り難いのです。
これは若い男の子には絶対に無理ですね!っぱ年上っしょ!っぱオジっしょ!
彼は毎日「愛してる」をまっすぐ目を見て言ってくれる人です。
はいはい、新婚ラブラブだからでしょ?と言う人もいるかと思いますが、おそらく彼は関係が破綻しない限り爺ちゃんになってもずっと言ってくれるようなタイプの方です。
私はそういった好意の感情を隠したり、察してくれよ〜という人より、人によっては恥ずかしくなるくらいストレートに言ってくれる人の方が圧倒的に大好きです。甘えたかったら言ってほしいし、エッチしたかったら言ってほしいし、性欲が溜まっておちんちんスッキリしたいなら全部言ってほしい。
そしてそれに加え、自分の汚いところやとことんダメなところをいくら見せても「何があっても、何をしても青子を愛してるよ」と旦那さんは口に出して言ってくれます。これは私の根っこが自己肯定力激低人間なのでめちゃくちゃ有り難いです。おそらく彼は私が人間何人か殺しても言ってくれるでしょう。こんな人はいない。こちらも一生愛したい。
彼は過去に「自分はネガティブだ」とよく言っていたのですが一緒に暮らしていて絶対そんなことないとわかったし、基本すごい陽キャラです。
社畜で不眠症なのでほぼ毎日フラフラですが、どんなに疲れていても死にながらボケてくる。おかげで毎日爆笑させて頂いてますし、こちらが言うことにも声を上げて笑ってくれる。
今は何より旦那さんの天然人間みボケが一番笑えます。とにかくおちゃめで可愛いです。
礼儀正しく、コミュニケーション能力高めです。テンポもすごく良いし、人と会話するの上手いな〜と思います。店員さんとかとも延々楽しく話せるタイプ。さすが敏腕営業マン!自分と合う人としか喋りたくない高飛車クソ野郎な俺とは正反対です。
また特に女性には敬意を持っていて紳士的なので素敵な人だなと。変態紳士です。まさに。
二人でワハハと笑ったあとに、「……幸せしゅぎる……。」と急に泣きます。こんなやついる?
寝る前に腕枕してくれてるときも「……幸せしゅぎる……。」と急に泣きます。毎日やってんのに?
私は元ゴリゴリオタクですが、旦那さんはそうではなく、アニメ系の趣味で出会ったわけではないのにたまたま詳しくて、そこの趣味めちゃくちゃ合ってます。
特に声優に関してはいわゆるレジェンド声優さんにとても詳しいので何度話してもとても盛り上がります。私も声優オタですがそこまで最新の若手さんまでは追えてなく、銀河万丈さんや内海賢二さん・緒方賢一さんらレベルのレジェンド声優さんの話が滾るので本当に有り難いです。(旦那さんの好きな声優さんは若本規夫さん・大塚明夫さん・玄田哲章さん)
また自分の青春時代のアニメやマンガをプレゼンして見せてくれるのでさらに色々と知見が広がって楽しいです。
出会って付き合い始めて今まで5年間、ほぼ毎週末二人でデートしています。
二人とも友達はいるのですが、もう何年もお互いとしか遊んでないです。(コロナもあるからね)
特に旦那さんは基本自分から友達に連絡しないタイプなので友達と遊ぶという考えがまず無いらしく(それでも好かれているので周りから連絡は来る)、仕事以外の時間は永遠に私と過ごしたいという考え方です。
私と違って「一人になりたい」も一切思わないらしいので、お互いが変わらなければ私もまじでずっとほぼ旦那さんとしか遊ばない気がします。だって大親友だし、毎日話しても本当に話題も尽きないし、何時間でもカフェでお喋りできる仲です。女子か?
彼は"共有する時間"がとにかく好きなのでドラマも映画も食事もお風呂も全部一緒に!がモットー。断ると至極寂しがります。円満夫婦生活のためにも私も賛成なのでこれも有り難いです。
長くなったので最後まとめましたが考えればまだまだあります。
4年付き合って結婚まで至りましたが、マジで4年間浅かったなと思うくらい、毎日一緒にいて夫婦になってからの生活が濃厚で彼のことをさらによくわかりました。素敵な方だと思います。
■良くないところ
ほんとに古い考えだな思いますが、旦那さんは「気合」と「根性」大好き人間です。
私はどちらも自分にないのでそこは尊敬しますが、そのせいで社畜として無茶していて、まんまとブラック会社の駒なのでそこが納得いきません。
しかもその駒が壊れたら絶対「うち関係ないんで〜」とかで切り捨てるんだぜ。私は旦那さんのブラック会社が嫌いです。ぶっちゃけ。マジで。何度か本気で労基行ってやろうかなと思ったことがあります。うちの大事な旦那捨て駒にしないでくれる??ふぁっく‼︎
正直早く私が安定して大量に稼げるようになって辞めてもらいたいな〜とか思ったり。そしたら主夫として私の仕事をサポートしてほちい。が、旦那さんは今の仕事に誇りを持っているので身体を壊さないように心体共にケアしてあげています。
旦那さんはコロナ前は会社の飲み会によく行っていたのですが、体調悪いから行きたくないよ〜早く帰りたいよ〜と私にLINEで言っておきながら、いざ飲み会に行っちゃうと朝までコースやっちゃいました☆となっていたのでその時点で「ん?」とは思っていたのですが……結構そこがまた人間らしいというか。
"今この瞬間が良ければ良いんや!後のことはあとで考える!"というところがあるので将来を考えるとその思考は危険だし正直不安です。(一時の欲で女の子とヤっちゃいそうだなと思うので毎週かかさずヌいてあげてます)
今では私が「ここまでよ!」と娯楽に対し時間などで線引きしてあげていますが、もともとが社畜精神で多少身体を無茶しても平気だと思っているので心配事の一つとなっております。
これは本人も悩みの種なようなのですが、脳の構造上とにかく一つのことしかできない。
何かをしつつ何かを…がかなり難しいようで、いわゆる日常生活での料理とか家事などがあまり向いてないです。私はかなりマルチタスク脳なのでやろうと思えば一度に5つくらいまで同時作業できちゃうタイプ。なので彼の動きを見てると「今やってるのはすぐできちゃうからアレを作動させてからやった方が同時進行で効率良いのにな〜……」とよくヤキモキしてますw
毎晩お話しながらお風呂に一緒に入るのですが、旦那さんは自分の話をしながら何かやることができないのでそのときはシャワーすら出さずただ椅子に座って口だけを動かしています。(喋りながら手を動かすとわからなくなって2回体を洗う)
また逆に仕事中や何か作業しているときは話しかけてもそちらに集中してるので聞こえないらしくほぼ全無視。
それでいて仕事中は車運転しながら片手にスマホで電話しながら膝にPC乗せて色々同時に作業してるってんだからいつか事故って死ぬのではないかと毎日ヒヤヒヤしてます。
それって良いことじゃん。と思うのですが、たしかに良いことなんです。
でも私は知りました。こういう人が良いタイプは自分のつまんねぇ話をダラダラする奴の餌食になるって。
旦那さんは人が話しているときは遮って発言できないし、人が話してると自分から終わりにできない人です。なのでずっと同じようなことをダラダラダラダラ言う人とはある意味かなり相性が良いです。ダラダラ話したい人には一番気持ちいいと思います。だって自分が終わらせない限り永遠に聞いてくれるんだもん。
旦那さんはそもそも社畜なのに仕事先の話がなげぇやつのために深夜まで電話してることもあります。自分から電話を切れないそうです。
人生タイムイズマネーな私はかなりその状況がイライラします。人の時間を無意味に奪う奴がこの世で一番許せません。私はいかなるときも時間を考えて人の話をぶった切ります。効率厨に温情なんてありません。
なので、旦那さんのこの性分は頑張って少し軽減してほしいです。人生も私との時間も有限だからな!
メリットの一番最初に登場したことですが、裏を返せば……というやつですね。
動じないことは有り難いのですが、無言でなんとなくやり過ごそうとする場面がかなり増えてきました。それって大人の所作だと思いますし、彼を真似て自分もたまにやることが出てきましたが私は基本人の言動・行動にはなるべくリアクションしてあげたいタイプです。
おそらく一度目の結婚で色々と学んできた結果「ここはやり過ごしておこう」が円滑だという選択肢を取りがちなのだと思いますが(あとは年齢的に無駄に体力を使わない傾向なので)、やはり寂しい瞬間は結構あります。特に自分が感情を出して話しているときなどにされるとすごく悲しいです。
私はマイナス感情が発生したときは旦那さんには素直に”あなたのこの言動にこう思った”と甘えて言うのですが、これが何十年経ったあとに「もういいや……」となり素直に言うことが億劫になったら関係が冷めていきそうで怖いです。それで旦那さんも動じなかったらよくあるクールな夫婦になってしまいませんか?
さいごに
2つに分けてお送りした結婚1年目レビューでした。
結構時間かかったので来年はきっと書かないでしょうw
次は3年目か5年目とかにこの1年目の記事を振り返って書いたらかなり違ってくると思います。そのときには色々と生活も変わってるだろうしなぁ。
色々文句など書きましたし、ラジオでは「結婚当初は不幸だった!」と言ってしまって旦那さんを悲しませましたが(ごめんね)、本当に辛かったぶん今は幸せだし、このあとはもっと幸せになります。
旦那さんも「青子を好きな気持ちが年々右肩してらァ!」と言ってくれているので、すぐヤキモキしたりイライラせずもっと気持ちにゆとりを持った淑女になっていきたいし、なります!
ここまで長々と読んでくださった方が何人いらっしゃるかわかりませんが、本当にありがとうございます。あなたのような読者様と旦那さんをこれからも愛しています。おわり
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