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結婚に向かない神経質な女が入籍1年で思ったメリット・デメリット(1/2)

ごきげんよう。青子です!
私は2021年8月27日に15歳上の子持ちバツイチの男性と入籍しました。

ここから一年経った今、まだ経験が浅〜いのですが、浅〜い今だからこそ結婚生活について思ったこと・感じたことをアウトプットします。

私という人間について

最初に少々補足で書いておきたいのは、私の性格は白黒思考でリアリスト、わりと論理的で完璧主義者であるということです。そして何をするのにも効率を重視する効率厨
おそらく世間的には『一人で生きていける女』なので、結婚に向いてるか:向いてないかで言うと3:7くらいの割合かと思います。(細かい理由はまたいつか書くのではぶきます)

そんなオイラの性格を前提に、結婚したメリット・デメリット・わかったこと、そして旦那さんの良いところなどを書いていきます!

【メリット】

結婚したメリットというのは、『同棲だけでも感じられること』と、そうでないものがありましたので分けてみました。

■同棲レベルでも感じられるメリット

延々に寂しくない。1ミリも寂しさを感じない

結婚をしたので忙しさ>寂しさが勝ったということもありますが、一人暮らしでは感じられない"常に誰かが同じ屋根の下にいる"という安心感があります。
独り好きな性分でしたが、正直一人暮らし最後は少々寂しい瞬間がありました。
そこからいきなり義息子合わせ三人暮らしなので始めは常に誰かがいるので24時間気を使う生活が苦痛でしたが、今ではそれも慣れて寂しさって感じないよな〜と呑気に捉えています。

可愛いなど毎日褒められると泣けるくらいシンプルに嬉しい

旦那さんは毎日愛を伝えてくれるし、私を毎日可愛いと言ってくれます。
突然のノロケですが、これって毎日顔合わせてないと直接口頭で言うのって難しくないですか?文章でも電話でもなく、直接言ってもらうのはかなり幸せなことだと思います。

愛し愛される経験ができる

ジェーン・スーさんの本で光浦靖子さんが結婚に憧れる理由に、「愛し愛される経験をしてみたい」と仰ったと書いてありました。そうか、無条件に一緒に居れるって愛し合うことで、それって当たり前じゃないんだよな……と改めて気付かされました。
したいときにすぐ甘えられて、頼れて、抱き合える生活は十分幸せと言えるでしょうし、一緒に住むメリットだと思います。

シンプルに毎日おしゃべりできるのが楽しいし、共有時間が取りやすい

「恋人は大親友が良い」という言葉が好きだしそのとおりだと思います。私の場合、旦那さんは間違いなくソウルメイトだし、大親友なのでシンプルに毎日一緒にいてお話できるのが楽しいですね。話しが合う人と毎日話せるというのはとてもメリットだし、幸せです。
メンタリストのDaiGoさんがおっしゃっていた夫婦円満(カップルでも)の秘訣に科学的にも効果的なのは『一緒のものを見たり聞いたりして共有する時間を作ること』だそうです。我々は何か観たり食べたりするのは基本一緒に行うので、それは末永く続けていきたい。同じ家に居るとそれは簡単ですね。

相手に何かがあったときに帰ってこないということでわかる

旦那さんはめちゃくちゃ社畜です。一緒に住んでいないとき、毎日過労でフラフラの彼からの連絡を見るたびに「こいつ急にぶっ倒れて死ぬんじゃないか?」常にハラハラしていました。
今も社畜は変わりませんが、朝仕事に出発するときの様子から観察することが可能であり、その日連絡なく帰ってこなかった場合に"何かがあった"ことを知れ、朝の様子などで察しがつく。一つ不安が軽くなりました。

全く違う育ち方をした他人と暮らすので、自分の価値観や性格の偏りがわかる

私が人と住むことにおいて最も苦労したことなのですが、おそらく私はかなり生活や思考に偏りがありました。でも元家族といるときや、自分一人ではわかりませんでした。少しこだわりが強いかな?程度に思っていたので、自分がこんなに完璧主義で神経質だったとは……。
「これって普通じゃなかったんか……」というのが見えてくる。これはまごうことなくメリットです。

■結婚しないとわからないメリット

金銭的な不安はとりあえずない

これは相手に金銭的に依存する方がだけがそうで、私の場合はバリバリ自分で稼ぎたい女なので感じることはないだろうと思っていたのですが、意外とそうでもなかったです。
一人で生きていくには申し分ないお賃金を頂いておりますし、貯金もしっかりめにしていますが、やはり将来を考えたときの漠然とした金銭的不安が無意識レベルで無くなったと思います。
また自分が何かの理由で一銭も稼げなくなっても食いっぱぐれることがなく、逆に旦那さんがそうなっても相手が食いっぱぐれることがない。
無条件・無償で支え合えるのは夫婦になったからこそだと思います。

自分のバックグラウンドに人が増える

私は小さいころから「実家」「親戚で集まる」という概念が無く、両親は離婚してますし、住居は母と一緒に色んなアパートに引っ越ししまくっていますし、母の実家に最後に行ったのは中高生のころだと思います。(母は年に1〜2回は帰っているようですが)
なので、「実家」「親戚」という概念を教えてもらったのはとても新鮮でした
旦那さんの実家は今住んでいる家から車で10分ほどのところにあり、義弟さん家族とともにお義父さんのいる実家にお正月に集まり、みんなでわいわいコタツでおせちを食べるをしたときは「うわ〜!これが実家に集まるってやつか〜!」と感動しました。(コロナで会えてませんが、旦那さんの親戚合わせ毎年大人数で集まっていたようです)
相手方のお家に自分が参加して、全くの他人だった人たちといきなり家族になり、死んだら墓まで一緒という状況はシンプルにすごいですよね。
良い意味でなんだか人間らしいなと感じます。そもそも中学のころに消滅した「お父さん」っていう人が新たに誕生したのもすごいな。暖かみ知れたな〜。

自分に「妻」「嫁」というハッシュタグがつく

これは良くも悪くもなので後で悪い部分も書きますが、良い点として『何者でもない』という一抹の不安が消え去ったのがあります。
別に何者でなくてもいいし、型にハマる必要もないのですが、「私って何なのだろう……」と思ったことないですか?何なんでしょうね、たまに来るあの不安。ざっくり言うと「私ってずっと一人なのかな?」と思わなくていいのが結婚ですが、何者でもなくなるというメリットもありました。
そして「妻」というポジション、強いです。色々。この人(彼)にとっての唯一無二感。これは恋人というだけでは絶対に感じれないですね。
あと他人ではないという強み。公共機関などで本人に代わって何かがしやすいとかさ。だって妻だし夫だからね。

"自分のためだけ"で漠然としていた人生から何となく将来が見えてくる

好奇心旺盛なので、一人でいたときも今も、私はずっと「やりたいこと」が大量にあります。それをただただやっていく人生。楽しいですよね。色々と目標も自分なりに作ったりして。
でも結婚する直前も少しそうだったのですが、ずっと"自分のためだけに生きる"ってわりとできなくなってくるような気がしてました。
オードリーの若林さんもラジオで、40代になっていよいよ自分のためにやることが無くなっていて、お金もあるけど使う気力もないので結婚して子供を作ってそれに注力する人の気持ちがわかってきたとか何とかそんな感じのを仰っていたのですが……。(若様はこの数年後ご結婚されたのでリトルトゥースとして安心しました)
その状態の片鱗が早くも見えていた私は、誰かと人生を共にする契約をしたことで「誰かのために何かをする」を繰り返せる有り難みや、相手がいるのである程度将来が先読みができて今何をしていくべきかが見えたことがメリットでした。
旦那さんが亡くなったら猫ちゃんか犬ちゃんをお迎えしてお世話したいです。

【デメリット】

一人好きはしんどい

それそうだろとツッコミが入ると思いますが、一人の時間が取れないことでひたすら精神が削れていく人っていると思います。俺です
私の場合ほぼ年中在宅ワークで旦那は平日朝晩しか家に居ませんが、義息子がいますので彼は学校があっても夕方には帰ってきます。特別構成の日は昼には帰ってきますし、長期休みもあります。
そんな感じで1年の24時間のほぼほぼの時間を誰かと同じ空間に居て、家に一人の時間でも仕事中なので完全にフリーで独りきりになれるのはなかなか難しいです。
この状態がもう当初は辛くて辛くて。一人暮らしを2年ほどしてからこの家に来たので環境がガラッと変わったのもありますが、最初はとにかく独りになりたくてたまらなかったです
ですが私はドアつきの自室を与えてもらったのですごく幸運でした。他人といるのが嫌になったらとりあえず引きこもればOKな状態が有り難かった〜。そうはいかない人はたくさんいると思いますのでね。
今はかなり慣れたので「独りになりたい……」という追い詰められたものはほぼ無く、「独りでなんかしてぇな」という軽い気持ちだけがあります。その場合は旦那さんが休日出勤の際や、平日早朝に早起きして行動することで独りの時間を楽しんでいます。

(嫁に行った人は)名字を変えなければならない

夫婦別姓の件などで何度も文句言われている昨今ですが、やはり名前を変えるのはTHE面倒です。しかも最初は全然慣れない。半年くらいは間違えて旧姓にしちゃった……というミスがありました。
今まで使ってきた家族との名字が古くなるという感覚は寂しさもありますし(逆に元家族と縁を切りたい人はめちゃくちゃ良いと思いますが)、各機関に名前変更の申し込みを行うのは至極億劫です。
ぶっちゃけ未だに全然名前変えてないところわりとあります。私は正直「彼の名字になる♡」とかウキウキ思わなかったタイプなので旧姓でいけるとこまでいったるかと思ってます。(なので夫婦別姓は賛成派です)

結婚していない友達との価値観は絶対変わってきてしまう

なんでしょうね。結婚すると精神的にかなり大人になることが強制的に行われた気がします。しかも私の場合連れ子婚だったからかしら。
私は旦那さんと付き合うまでわりとガチのゴリアニメオタだったのですが、もしこれが今でも続いていたら……と思うとたぶん結婚無理ですね
相手を思いやって自分の時間を代償にしながら役割をこなして他人だった人と家族として生活していく、という強制的な大人ルートが結婚な気がします。(高校生の義息子もできて多少なりそのお世話も毎日ありましたので)
なので、あのころ一緒にオタクやってた同年代の友人たちが未だにゴリゴリオタク活動してる(乙女カフェ的なものに行ったりアニメグッズを買い漁ってコスプレやりまくったり)のをSNSで見かけると、全く別世界だな……と思うようになりました。正直「まだやってんだ」というリア充として一番嫌われるワードも何回も頭に浮かんできました。これを相手にわかるように伝えると"マウント"になるんでしょうね。結婚した方が偉いとか無いのにね
逆に言うと、あのころのキャピキャピしたキラキラした気持ちが無くなっているのでたまに無性に寂しくなるときがあります。……とか言って5年くらい経ってまたゴリヲタに戻ってたら面白いね。

家族に変わり者がいるとしんどい

私の母親がかなり変わっている人なので悪いなぁとたまに思います。未だに旦那さん家族誰とも会ったことないですし、おそらく彼女は死ぬまで会いたいとは思わないでしょう。何度かお義父さんに「お母さんは会わなくて大丈夫?」と気にかけてもらっているのですが「彼女人間嫌いなので誰も会いたくないそうです」とは言えねぇな〜という感じで。困ったものです。
そして義息子くんも少し普通とは違う子なので結婚前に旦那さんがそれを心配していた件もあり、結婚って本当に家族と家族が一つになるんだなと改めて思います。
恋人が夫婦になってハッピー☆というだけではなく、自分の家族と相手の家族が"一族"となり一生関わっていくということをちゃんと認識すべきですね。

自分に「妻」「嫁」というハッシュタグがつく

一長一短だし、ポジションにつくという以上仕方ないことだと思いますが、結婚していると言うと「奥さん」というフィルターが一個かかるなと。
先程メリットにも入れたようにもちろん良い点でもありますが、何か問題を起こしたときに「○○さんの嫁」という肩書があるので、相手に迷惑をかけてしまう。その逆もしかり。個人ではなく家族という組織に所属した以上はそれを鑑みて慎まなければならないときもあるかなと。
また私の場合、契約上、義理息子の継母というポジションもあるので「妻であり、母でありの青子さんが……」という前置きで何かコメントを頂く機会がかなり増えました。
いや〜正直俺ってば何も母親やってねぇんだよな……。家族はやってるけど、義息子のお母さんは世界に一人だけだし、増える必要が全くないです。私なんぞが母親なんかになれるわけない。
しかし継母というハッシュタグがついただけで家族の話をすると「え〜お母さんやってるね✨」と友人からも勝手に聖母感というか感動ポルノにされてしまうこともあって、『世の中の母親ポジの人めちゃくちゃ生きづらくね?』と感じて勝手に心配にもなりました。しかも結婚して実子もまでいると「〜なのに何やってんだか……」とかポジションつきで言われる。うわ〜息継ぎできねぇやん。遊べないやん。辛いね。学びました。

性格を変える必要がある。特に主義は捨てなければならない

私の場合、完璧主義者の性格を変えないと結婚生活はまず無理だなと感じました。事実、私の両親はどちらも完璧主義で(特に父親が異常なほどのレベル)、それらで家庭が崩壊していく様は最前席で見させてもらったので確かです。
自分の完璧を押し付けて上手くいくはずがない。他人には他人のものさしがある。自分の測定器でもろとも世界は回らない。
完璧主義に限らず、夫婦になるには変わっていくべき性格の部分はみんなあるんだと思います。結婚で一番大切なのは思いやりです。相手を想って自分が変わるのも思いやりですね。

結婚の総評

以上が私が感じたメリット・デメリットですが、メリットの方が多いということでたぶん、結婚て良いものなんでしょう。たぶん。まだ1年目なので曖昧ですが。
私はそもそも結婚にこだわりがなく、ただ旦那さんを彼氏さんとして一緒に暮らすだけとかでも全然良かったです。でも結婚したことでよくある高揚感や幸福感がさらにプラスされたふわふわとしたセロトニンはたしかに出たし、周りから公式に祝われる達成感や快楽もありました。これもメリットだね。
たぶん長く付き合っている異性間のカップルは「結婚しないの?」と聞かれるのがまだまだセオリーな時代なので(今はあまり聞かない方が良いですよね)、我々も4年以上の交際で同棲しているとなるとたぶん聞かれていたでしょう。そういうわずわらしさが無いのは良いなと思います。(子供は?は未だにたまに聞かれますが)
ただ幸福感でデメリットをスルーするわけではないので、もし考えている方はぜひ参考にしてほしいなと思います。が、まぁ正直ぜんぶ慣れれば全然なんとかなります。

続きます

いつものことながらめちゃくちゃ文章が長くなってしまったので次に続きます!すみま千円。


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