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#オリンピック 13日目 全体会議で#TOKYO2020 に興味がないと言われて考えたこと

昨日会社の全体会議にオンラインで参加していたら、オリンピックの話になり急に名前を呼ばれ「オリンピックについて一言」と言われたので、このnoteに書いていたことを踏まえて「僕は楽しんでます」と話しました。

その後上長が話す順番になったのですが、続けざまに言われたのは「ごめん、オリンピックには興味がない」(最後に話してくれた担当部署の役員はサッカーを観ていたという話をしてくれましたが)。

この言葉を聞いた時、僕がスポーツに関する取り組みを色々やっていることを知ってて、noteにも書いていることを知っていて、はっきり意見を述べてくるのはこの会社らしいなと思いました。そういうところが嫌いじゃないです。

自分が所属している会社の関連会社はニュースメディアも運営しているのですが、オリンピックに関してはこういう記事を出してたりします。

僕はこれらの記事についてとてもよい記事だと思っているし、自分が編集部にいたとしてもこういう記事を書くだろうなと思います。オリンピックは日本が抱える問題を浮き彫りにしましたので、ニュースメディアが取り上げるのは当然です。一方でこの記事を読んだことで、自分がどんな会社で働いているのか再確認することができました。

僕はnoteというプラットフォームで情報発信を続けていますが、noteというプラットフォームがスポーツに対して好意的に受け止めているかというと、そうでもないと思ってます。もう少し好意的に取り上げられてもよいのに、と思うことは一度や二度ではありません。noteのスポーツ担当の藤里さんはそんなnoteの中でスポーツの価値を認めてもらうか試行錯誤していらっしゃるし、藤里さんのおかげで大分改善されましたが、noteにおけるスポーツにもっと光が当たってもいいと思います。

多くのスポーツ関係者と接するたびに感じるのは、スポーツ関係者が想像している以上にスポーツは嫌われているということを理解していないということです。

スポーツを嫌いにさせる人を増やしているのではとすら思える体育の授業、中学以降は競争するスポーツしか楽しむ場がないこと、高圧的な物言いをする指導者など、日本のスポーツを取り巻く環境やシステムの問題はそのまま日本の社会の問題であり、日本の発展を妨げる負の遺産はオリンピックによって浮き彫りになりました。そのことをきちんと伝えるのは悪いことではないと思います。

スポーツは悪い面だけがあるわけではありません。テクノロジーや社会の変化も浮き彫りにします。スケートボードという競技を観た人は、昨今のオリンピックが忘れていたものを思い出させるだけでなく、日本を飛び出し国を超えてスケートボードに打ち込む選手の姿は、若い世代から新しい文化が生まれ、社会が変化していることを強烈に印象づけました。

こうした社会の変化、テクノロジーの変化は、スポーツを通すことでより伝わりやすくなる面もありますし、変革も促しやすい。僕はそう思って地道に取り組んでいる人を陰ながらサポートしてきました。まだまだ取り組みは道半ばといったところですが、少しずつ成果として現れ始めています。

マイノリティの立場でいることはいいことばかりではないのですが、自分が気づかないことに気づいたり、他の価値観に触れる機会を作れるし、何より「まだまだやれることがある」という気持ちが湧いてくるので、悪いことばかりではありません。そして、こういう出来事があると、良くも悪くもいろいろ考える機会になります。僕は会社の中でもマイノリティですが、当然スポーツの業界の人から見てもマイノリティ。どこにいてもマイノリティなのです。

自分の立場や活動に対する受け止められ方など、いろいろ考えさせられた夏休み明け初日の出来事でした。

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