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#オリンピック 11日目 #陸上競技 シファンハッサンを観て感じた「ルールは分からなくても凄さは伝わる選手」#TOKYO2020

オリンピックを観ていると、たまに「この人はモノが違う」という選手に出会います。バスケットボール男子スロベニア代表のルカ・ドンチッチ、サッカースペイン代表のペドリ、男子走り高跳びカタール代表のムタズ・エサ・バルシムなど、パフォーマンスを観るだけで「他の選手と違うぞ」という選手がいます。

TOKYO2020を観ていて「この人は明らかに違う」と感じるのは、女子陸上選手のシファン・ハッサン。TOKYO2020では1,500m、5,000m、10,000mの三冠を狙っている選手です。昨日の5,000mの決勝でも1位。まずは1冠を獲得しました。

ハッサンが凄いのは、午前中に1,500mのレースに出ていることです。卜部蘭選手が出場していた予選を観ていたのですが、ラスト1周に差し掛かったところで転倒。その時点で上位6人に入っていなかったので、ハッサンは猛然とスパート。あっという間にトップに追いつき、そのまま追い越してゴール。運動会でもありえないような勝ち方を披露しました。

そして、夜に行われた5,000mの決勝。最後尾に位置しながら周りの動向を伺い、ラスト1周でスパートして勝つという、周りの選手と格の違いを見せつける勝ち方でした。他の選手も世界のトップ選手ですが、ハッサンは速くて、持久力もある。ちょっとモノが違う選手であることが、一目で分かりました。

僕は陸上には詳しくありませんが、ハッサンがすごい選手であることはひと目で分かります。競技のルールは分からなくても「この人は凄い」と分かる選手。少し前ならウサイン・ボルトがそんな選手でしたが、ハッサンもそんなレベルの選手だと思います。ルールは知らない、スポーツは嫌い、でもこの選手が凄いということは分かる。こういう選手が出てくるのがオリンピックの魅力であり、楽しみだと思うのです。


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