勝ち負けだけじゃないスポーツの楽しみ方vol.29「続ける難しさ」

2022年シーズンで川崎フロンターレのレビューを終了することにしています。

今日は終了したらやりたいと密かに考えていることがあるので、そのことを書こうと思っていたらこんなツイートが。


投稿をチョイスするセンスが素晴らしく、短い解説にNBAや選手へのリスペクトが込められていて、とても素晴らしいアカウントでした。お仕事との兼ね合いなど、ご本人にしか分からない葛藤や悩みがあったのだと思います。

Twitterでも、Instagramでも、noteでも、続けていくのは大変です。多くの人に受け入れてもらおうとするほど手間がかかりますし、手間を維持するのはお金ではありません。個人の熱量です。ただ熱量というガソリンは補給しなければ枯渇します。フォロワーが増えたり、運良くお金がもらえるから続けられるというわけでもありません。熱量は簡単に補給できるものではありません。

続けられない理由の一つに、新鮮味がなくなるというのがあるかと思います。自分自身が自分がやっていることに飽きる。やってることそのものを楽しめず、変化がなく、動機がなくなっていく。こういう局面に何度も直面します。

そして、仕事でないがゆえにどうしても優先度は下がりがちです。生活があっての趣味ですから仕方がないのですが、優先度を下げている自分に対して嫌になったり、仕事も忙しいのに「なんでやってるんだろ…」と思うこともあります。

ではお前はどうしているかと聞かれると「上手く対応できていません」としか答えられません。いつも七転八倒しています。原稿を書くのが速いという能力だけが僕を助けてくれましたが、それだけでは上手く対応することはできませんでした。

何が言いたいかというと、何事も続けるのは簡単じゃないということです。楽しいだけじゃ続かないし、続ける過程で楽しいことが嫌いになることもあります。好きなアーティスト、好きな作品、好きなお店、好きなアカウント、などなど、ふとしたきっかけで簡単になくなり、「よかったのに」と嘆くのは簡単ですが、本人は人知れず苦しんでいるということはよくあります。

ただ、ふとしたきっかけで続いたりすることもあります。だから、「よかった」「楽しかった」といったメッセージはきちんと本人に分かるように伝えて欲しいなと思いました。

本当は違うテーマを書くつもりでしたが、全然違うことを書いてしまいました。

じゃあ、お前はなんで続けてるんだ?と聞かれたらこう答えます。

「意地です」

マーケティング視点で風間八宏を分析する

2014年から2016年まで川崎フロンターレの監督を、2017年に名古屋グランパスの監督を務めている頃、風間八宏さんの考えを知りたくて、すべての試合のプレビューとレビューを書いていました。

ただ風間さんの考え方やメッセージは、サッカーのコーチや戦術が好きなマニアックなファンほど違う捉え方をしている気がします。

普段デジタルマーケティングの仕事をしている人にとっては、風間さんの考え方はとても合理的で解像度が高く腑に落ちることばかり。サッカーが好きでビジネスの最前線で活躍する人で風間さんのことを知っている人ほど「風間さんはすごい」と話しています。

そんなわけで、風間さんの考え方を僕なりの解釈で説明してみます。


横パスは一本もいらない

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スポーツのコラムにプラスして、日記を書くことにしました。日記には、お会いしている人の話、プロジェクトの話、普段の生活など、表に書けない話を書こうと思います。

Jリーグ、海外サッカー、ランニング、時事ネタなど、自分が普段楽しんでいるスポーツの楽しみ方について、ちょっと表で書けない話も含めて、4,0…

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