パワハラと会社都合退職 第二話

そうこうしているうちに、次の出張が決まった。

そして前回の取引先の人とまたご飯に行くことになった。

また"キャバクラに行こう"と言い出したので、今度こそ断った。

"◯ね"

そう上司に言われた。

なんでお前にそんなこと言われなきゃいけない。

なんでお前がそんなこと言う資格があるんだ。

ましてや取引先の人も聞いているこの場面で。

よく言えたもんだな。

冗談で済まされる話じゃない、冗談でもそんなこと言うやつと一緒にいたくもないし話したくもないし視界にも入れたくない。

辞めようと決めた。

自宅に帰り退職届を書いた。

もちろん、「一身上の都合」ではなく

「パワハラによる会社都合」と書いた。

上司にこの退職届を持っていこうものなら、私はどうなるかわからない。

さらに上の人物に相談することにした。

その人は面接の際、私を気に入ってくれていたようで親身に話を聞いてくれた。

出張を共にしたクソ上司は元からパワハラが酷く、なんらかの策を講じなければいけないと思っていたそうだ。

しかし、結果的にはその日は退職届は受け取ってもらえなかった。

社内で相談ののち結果を伝えるが、悪いようにはしない。と言ってもらえた。

ここで別の上司が登場するのだが、一見そいつはこちらの意見に寄り添っていると思っていた。

しかし、今回の件を相談すると

"それは加害者が悪いとは言い切れない"

"お前の態度が気に入らない"

”それは6:4でお前が悪い”

最後の一文は本当に意味がわからなかったです。

こっちが6としたら逆に向こうの4はなんじゃ?

思い返すと少し笑えます。

まぁ、こいつも加害者側の人間か。

上司2人がコレならもうこの会社無理だ。

続けたくない。続ける意味もない。続けても無駄。

ここが1番の決心ポイントだったかもしれない。

1週間後、加害者にも事実確認をすることになった。

まぁ、仕方のないことだが報復とかちょっとだるいなぁ。

次回第三話は考察編になります。

最終回では

パワハラ上司はパワハラを認めるのか?

無事に会社都合で退職できるのか?

が明らかになります。



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