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やっぱりふぉ~ゆ~はすごい(Only1, NOT No.1)

Only1, NOT No.1千穐楽、おめでとうございます!紆余余余曲曲折折折折ぐらいあった気がするけどこうして千穐楽を迎えられそうなことが嬉しい。

あまりにもOnly1, NOT No.1が、ふぉゆ棒が、ふぉ~ゆ~が良かったので、これは「やっぱりふぉ~ゆ~はすげ~!!!」という記事です。

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観劇前

さて、今回のOnly1, NOT No.1。ジャニーズがホストを演じるという時点でまず絶対オタクが好きなやつ、出演は安定と信頼のふぉ~ゆ~、演出・振付梅棒さん。絶対面白いだろう…と思いつつ、担当(横尾さん今江くん)の夏の日程が読めずで先行は申し込まず。とはいえやっぱり行きたいのでナビザでとった。

その時点で一つすごいのが、ナビザで土日が完全になくなっていたこと。友人と二人で行こうと思ったものの、二連はまずない。というわけで平日を取る。クリエだからどこも見やすいので席は問わないのだけれど、クリエでこれだけ公演やってしっかりチケットが捌けているのがまず単純にすごい…。

コロナは劇場に足を運ぶ人数を大きく減らしたと思っていて、どこの界隈を見ていても以前よりチケットが取りやすくなった≒空席が増えた≒チケットが余るようになったと感じる。そんななかで、土日平日ともにコンスタントに席が埋まっていることがどれだけすごいか。舞台班界隈のオタクをしていると常々感じる、興行が自分の肩に乗っているプレッシャー、一度手に入れたチケットは手放せないと思えという洗礼。とにかく舞台を埋めるのはほんっとうに大変なので、きちんと捌ける、急な事情によるチケツイも複数件リプライがつく、初見後のリピート観劇層がいる、地方公演もきちんと埋まる。本当にすごい。

しかも再演とかではなく初めて上演されるコンテンツでこれ。2年越しの上演!という側面はあれど、やっぱり単純にふぉゆ棒という化学反応への期待、ふぉ~ゆ~を筆頭に出演者の皆様の今までの経験、「この人たちの作品なら間違いない」という信頼、があるのだと思う。そういったものって一筋縄では絶対に手に入らないので「いつか担当もそうなってほしい」という憧憬と、絶対に敵わないという恐れと悔しさ…。今からでもふぉ~ゆ~になれる保険はありますか???ない。ないのよ。


ノン・バーバルと辰巳雄大さん

7/20夜観劇。7/18まで担当の舞台の千穐楽を見守っていたので少々燃え尽き症候群だったため、入る直前に改めて内容をサラッとおさらいすることとなった。

ノン・バーバル!

極上のダンス・パフォーマンス!

…ほう。

フォロワーさん方が最高!といいながらどんどんチケットを増やしていくなか積極的にネタバレは見ないようにしていたのだけれど、ダンスが売りでたくさん踊る舞台だったのをすっかり忘れていた。少し不安になる。

というのも、先述のとおり私は辰巳雄大さんのタイヨウのうたの演技落ちというそこそこ珍しい(と思う)経路で緩く辰巳さんのファンで、とにかく辰巳さんの演技に惹かれて観劇をしている。ただ反対に、舞台のカテコ、LINE LIVEや冠番組等のダンスシーンを見ても「アイドル辰巳雄大およびそのダンス」というところには食指が動かない。辰巳さんの人生に対する熱さ、それを体現したようなダンスを真正面で受け取るほど、いちオタクとして私が成熟していない。なのでENTA!であったりふゆパラであったり、辰巳さんが「辰巳雄大」であるものは行かないようにしていたのだ。

ダンスという観点でいけば福ちゃんかザキさんが好きだから、そっちを見ればいいのか、と自己解決。かくして舞台の幕は開いたが、フリだったか?というレベルに杞憂も杞憂。本編が始まった瞬間から全然辰巳さんのダンスじゃなくてただただ益子龍だった。ここで私の心配はガラガラと音を立てて崩れ、むしろ益子くん…ヘキすぎて辛い…の感情をずっとこじらせる2時間弱だった。

ノン・バーバル、ダンスだけ、で「辰巳雄大」と「益子龍」を演じ分けるその力に改めて驚嘆。あんなにあれが益子龍だという説得力のある踊り、ある…?辰巳雄大が完全に影を潜め、等身大の不器用な男が仲間を見つけ恋を見つけるまでのお話、言葉を一言も発することなくあそこまで演じるさまがやっぱり素敵だなあと思う。どうしてこう辰巳雄大という役者は時間と温度を身にまとうのが得意なのか。恋を瞳に忍ばせて客席に届けるのがうますぎる。そうそうこれだよ、これが辰巳雄大さんだ…。

ことノン・バーバルに関しては松崎さんについても特筆しておきたい。夏のクリエで実質ノン・バーバル(セリフで観客に感情を伝えづらいという意味で)が3回目ぐらいの松崎さんの安定感はさすが。もともと表情や動きで感情を伝えることが得意だろうと思うけれども、犬太のキャラもとてもハマっていて、この舞台を一層忘れられないものにしていたと思う。良かったなあ~!

それと、ふぉ~ゆ~の舞台ってなんとなく福辰が主軸になることが多いように感じるのだけれど、今回の舞台は越松が引っ張っているのがすごく良かった。

本編のおはなし(ちょいネタバレ)

ちょうどOnly1, NOT No.1の上演期間にテニミュが中止になった期間があり、「テニミュが中止になったあなたはクリエへ来よう!実質テニミュとヒプステがシアタークリエでやってるぞ!」※意訳 というツイートを見て確かにふぉ~ゆ~ってそんな感じだけど…テニスするの?と半信半疑でいったら早速テニミュが始まる。(正しくはバトミントン)楽しくて序盤でテンション最高潮。

そのあと始まったヒプステ、「これがヒプステか~!」と理解した瞬間シアタークリエで一人肩を震わせていた。なぜかわからないけれどOnly1, NOT No.1にはペロペロキャンディを持った乱数がいる。どついたれ本舗もいる。

ストーリー自体は王道ど真ん中のスポ根漫画系。主人公はあるホストにあこがれ上京、ホストに。幼馴染は借金苦に陥り主人公を追いかけて上京、ホストとして働き始める。兄ばかりに負担を負わせるわけには、と追いかける妹。増えていく仲間たち、ライバル店の引き抜き、伝説のホストの登場…などなど、一通りお約束は全部やってくれる。

個人的に青春時代をイナズマイレブンに溶かしたオタクなので、伝説のホストが登場するシーン闇落ちシーンで心当たりしかなくて笑うところじゃないのにめちゃくちゃ笑った。オタク闇落ち好きじゃん。しかも落ち切ってないやつね。余計いいよね。

ベタベタのストーリーだからこそ、「ああ、最後勝つだろうな」と安心して見られるのも嬉しい。決勝戦のシーン、演出、というか展開にウッ…となってしまい、苦手だなあ、これ、今のご時世大丈夫…?とスンッ…としかけた瞬間に舞台上手と下手のディスプレイにテロップが流れる。安心安全ふぉ~ゆ~さんすぎて大爆笑、ああいうの大事!!!オタクの精神衛生に優しい!!!

曲のセンスもエッジが効いている。実際にラスソンで使われるジャニーズ曲を使う例もあれば、それ使う?!という曲もあって何とも贅沢な空間。個人的に一番ズルかったのがこれ。がっつりネタバレなのでさすがに伏せた。

「ふぉ~ゆ~になりたい」という感情

ふぉ~ゆ~を見るとき、「ふぉ~ゆ~になりたい」と強く思う。

みんなふぉ~ゆ~になりたい。でもふぉ~ゆ~になれない。ふぉ~ゆ~はやっぱりジャニーズの最終秘密兵器であり友達でありみんなの実家である。

https://note.com/nisereal1012/n/n93085f1873a0#ldx5D

歌えて踊れてタップも女装もバラエティもできて、演技仕事は途切れることなく、バック仕事で指名される信頼があり、自分たちでコンサートもできて、テレビも出る。実力で積み上げてきた関係各所との確固たる繋がりがある。

これまでは担当がふぉ~ゆ~になってほしい≒ふぉ~ゆ~ぐらいスキル溢れた激ヤバお兄さんになってほしいのだと思っていたが、Only1, NOT No.1を通してこれって多分ただの自己投影で、私がふぉ~ゆ~になりたいのだな、という結論に着地した。

おともだちになりたいのではなく、私がふぉ~ゆ~になりたい。ふぉ~ゆ~になりたすぎる。どうやったらふぉ~ゆ~になれるのかと考えると涙出てくるし腹が立つ。私はスキルも場数も経験値もないのでふぉ~ゆ~になれないので…それはそう…。それこそがオンリーワンすぎてすごいし羨ましい…辛い…メンヘラ彼女みたいになっているが本気。夢小説とかでたまに見かける「私もメンバー」みたいなのになったところで私はふぉ~ゆ~になれない。我々はどうやったらふぉ~ゆ~になれるのか。答 なれない、ふぉ~ゆ~なので…。そろそろ「ふぉ~ゆ~」でゲシュタルト崩壊しそうなので終わるが、この自問自答禅問答をずっと繰り返してしまう。


ジャニーズのエンターテイナーとして

ふぉ~ゆ~は様々な局面において「ジャニーズなのに~」という紹介をされがちだが、その実エンタメど真ん中超王道をいくジャニーズの最終兵器、Johnny'sと書いてふぉ~ゆ~と読む、ぐらいの最強エンターテイナーたちなのでずるい。(ここではあえて「ずるい」という文言を使うが、そこにずるさは一切ないのは理解している。彼らが実力で手に入れたものだという敬意しかない。)

私がジャニーズJr.で最初に認識したグループがふぉ~ゆ~なのだけれど、それで良かったと思うぐらい昨今話題のジャニーイズムを正式に継承しているグループだと思う。彼らを見ていると純粋にジャニーさんって、先輩方って、ジャニーズ事務所って、エンターテイメントってすごい、と思わされる。特に今回の『Only1, NOT No.1』は、梅棒さんとのコラボという側面、そしてホストクラブという劇中内の環境を見事に活かして、ジャニーズ楽曲×ヒットチューンをふんだんに乱用したリアルタイムみんなで作る公式MADとしてエンターテイメントの可能性をひしひしと感じた。

君たちは本当にジャニーズのエンターテイナーや…

https://note.com/nisereal1012/n/n93085f1873a0#ldx5D

やっぱりふぉ~ゆ~はジャニーズ事務所の希望である…なんかこれ毎回言ってる気がするな。でも本当に。

https://note.com/nisereal1012/n/nfeda4937e902#UNGNJ

単純に梅棒さんとふぉ~ゆ~の相性がここまで良いことが最高だし、このために東宝さんが全面協力なことも最高だし、それって結局ふぉ~ゆ~が今まで培ってきた信頼と実績だと思うので最高…。

ふぉゆの舞台は誰をいつ連れて行っても絶対大丈夫という安心感がある。あと近年に関してはすべての興行良すぎて年一で再演してほしくなる。う~~~ふぉ~ゆ~さん、すげ~~~…

来るべきふぉ~ゆ~と今江くんの共演を夢見てオタクはただただ待っています。マジで。早く共演して!!!


サポートいただけるよう精一杯精進してまいります!ご興味がありましたら…ぜひ!