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鎮魂登山?

八王子は愛犬の故郷
…かどうかは不明だけど、愛犬との出会いは八王子市のブリーダーさんだった。彼女のきょうだいたちと同じケージに入れられて売りに出されていた。

あの時、我ら夫婦が愛犬を選ばなかったら?あるいは愛犬のきょうだいを選んでいたら?などなど。ifの世界がたくさん存在するのが過去の八王子市。

それ以降、八王子を訪ねる機会は18年間で1度か2度ぐらいだったと思うが、この3週間で3度八王子を訪問している。

八王子というか「高尾山登山」なのだけど。
愛犬の介護をする日々にあって週末のルーティンは妻に自室のベッドで休んでもらうことであり。普段、リビングルームのソファーで寝ている妻に、愛犬の面倒を一旦忘れてもらって私が診ておくという時間だった。ゆえに土日祝日は愛犬の介護でリビングルームでずっと過ごすこと以外はできなかった。

愛犬の死によりその生活から解放され、noteに心象風景を綴りながら「どうしていこうか?」と考えていたが、あまり無理も無駄もない休日の過ごし方として「高尾山登山」が良いという結論?に至り。

3度登ってみた。1度目は6号路から登って1号路で下山。2度目は稲荷山から登ってリフトで下山。
3度目の今回は6号路から登って稲荷山から下山するという、ハードな行程を選んでみた。過去2度の経験上、登頂までの体力配分は理解できており。下山はいちばん平易とされる1号路より、或いは舗装されていない6号路や稲荷山の方が私には向いている(というか1号路はつまらない…)という仮説に則って下山してみたが。

稲荷山で下山して感じたこと。…高尾山とはいえ登山は結構大変だ!(笑)。開始300mほど(総行程3,100m)で肩で息をして汗だくになっている人が一定数いるなど。平素の生活でいかに歩いているか?鍛えているか?で身体が感じるしんどさは違ってくるんだなーと…下山時にすれ違う人々をみて実感。

私の場合、リモートワークになって運動する機会が減り。
元来太りやすい体質に拍車がかかって激太りしてしまい。それじゃいかん!と一念発起。愛犬より先に逝去した父親の死の前に…とにかく痩せよう!と歩いて歩いて身体を絞ったことを受け、徒歩による運動は割と得意分野なのだけど…でも、やはり登山は違うなーと実感している。平地での10km程度であれば鼻歌混じりだけど…山は違う。足を前に出せば進むというものでもないなーと感じており。だから楽しいとも思っている。

高尾山については全ルートを制覇して一区切りとして。
高尾山の次に挑む山をそろそろ考えはじめねばなと思っている。

いや、それにしても普段なら梅雨の真っ最中の7月2日に多少雲はあるとはいえ、真夏のような日差しと気温…。それも込みで高尾山登山を楽しむ週末。登山の行程では「少しでも早く登ろう!」という意識と、そして「八王子は愛犬の故郷」という意識が半分半分。考え続けることが「鎮魂」だとすると…3度目の鎮魂登山ということなのかな?

まだまだ考える日々は続く。

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